ガンという大病が、仕事一辺倒で家庭を顧みなかった僕を変えました。
こんにちは、べっちです。
今日のお話は、ガンがきっかけで家庭との関わり方が変わった、というちょっと風変わりな話になります。
このブログの存在は妻には内緒なんですが、今日の話は特に妻には見せられません。。
ガンになる前の僕は・・・
ガンになる前の僕は、まさに仕事一辺倒といった感じでした。
家に帰ったら夜中の1時前くらいになっているのはほぼ毎日のことでした。
その上、土日の出勤もありましたし、まれにですが徹夜になることもありました。
そんなだから、家のことは妻に任せっきりでした。
唯一やっていたといえば、ゴミ出し位でした。
(ゴミ出しは家事のうちに入らないという話もありますが)
そのゴミ出しすら、酷いときはやらない、という有様でした。
正直なところ、平日は物理的に何も出来ませんでした。
土日で休みの日も、疲れていて寝て過ごすことが多かったです。
さらに、これが一番よくなかったと思うのですが、疲れた顔をしていたことが多かったこと、そして、時に不機嫌な態度をとってしまったことです。
もう当時の僕は、精神的にも、体力的にも、あまりに余裕がありませんでした。
特に、今から思い出しても申し訳なかったと思うのは、妻が一人目を妊娠しても、そんな状況が変わらなかったことです。
女の人が妊娠したり出産したりすることって、男が想像するよりもずっと不安なことであることを、当時の僕は気付いていませんでした。
妻の Facebook にも、何もしない僕への不満が書かれていたりしました。
当時は率直に言って、
「そんなみんなが見るとこに書いて、僕のこと悪者にしないでほしい。。」
なんて恥ずかしながら思ってしまっていました。
これも本当に恥ずかしいんですが、
「自分はこんなに一生懸命頑張っているのに。。」
とさえ思っていました。
本当に、妻が抱えている不安を全く分かっていなかったと思います。
正味の話、2人を育てている今の方が体力的には大変なはずなんですが、精神的には1人目の時の方がずっと大変だったようです。
恐らく、妻としては、何もしてくれない頼りない夫に深い溝を感じていたのではないか?と考えます。
そして僕のガン発覚
僕は2016年の夏に、大腸ガンの診断を受けました。
幸い初期だったのもあり、内視鏡手術や代替療法で克服することができ、今は再発予防に取り組んでいるという状況です。
ここから先は僕が勝手に感じ取ってしまい、全く見当違いなのかもしれませんが、正直な気持ちです。
違和感を覚えたのは、僕のガンを知っても、妻は終始冷静に見えたことです。
もうちょっと心配してくれると思ったんですけど、やけにあっさりした反応でした。
初回のガン告知の時だけではありません。
・検査結果が出るたびに妻にの報告した時
・僕が感じている不安や恐怖などを話した時
・・・いつでも、妻は冷静に見えました。
妻の真意は分からないのですが、僕はそう感じ取ったのです。
もしかしたら、妻は本当はすごく心配してくれていたのかもしれません。
妻は、ガンの僕のために、食事のメニューには僕のわがままをいっぱい聞いてくれました。
例えば僕がネットから「四つ足の動物はガンに良くない」という情報を仕入れては、妻に野菜や魚中心のメニューに作ってもらったり、ということもありました。
この時のことは、コチラの記事でもお話しています。
↓↓
玄米食にして欲しいと提案して、妻とプチ喧嘩した時の話
僕のことを考えて献身的に尽くしてくれたのに、もしかしたら僕はとんでもない酷いことを考えているのかもしれません。(なので、この記事は妻に見せられません。。)
ガンの後に僕が改めたこと
妻は本当のところ、どんな風に感じ、何を考えていたのか?
正確なところは、分かりません。
面と向かって話して聞いてみたらいいのかもしれませんが、うーん、ちょっと出来ない感じです。。
いずれにしても、その時に僕は悩んだ末、こう考えることにしました。
「これからは、仕事一辺倒な生き方はやめよう。
そして、家庭のために僕にできることはやっていこう。」
と。
家庭のために仕事を頑張る、という考え方もあると思います。
でも実際には、僕は仕事のために家庭を犠牲にしてしまっていたのだと思います。
妻が精神的に一番大変だったと思われる、1人目の妊娠、出産とその後の数年は、もう戻ってきません。
ですが、少なくともこれからは、家事や子育てに、できることは関わっていこうと思ったのです。
そうすれば、妻も少しは僕のことを見直してくれるかな?と。
失われた月日は戻らないけど、少しずつ関係を改善できるかな?と。
具体的には、以下のことをやっていくことにしました。
終電まで仕事するようなことはしない
ガンになる前みたいに仕事を限界まで頑張ってしまっては、さすがに家庭との両立は難しいです。
疲れ切った状態で家庭のことをやろうとしても、やはり長続きしないと考えたのです。
なので、定時で帰ることは無理でも、疲弊しきってしまうような仕事にやり方はやめることにしました。
まぁそれでも、たとえば先月は結構忙しくて23時くらいにはなったりしましたが、それでもなるべく早く帰れるように意識はしています。
家事や子育てにも関わっていく
家庭のことで実際に僕がやるようにしたのは、以下です。
・子供を保育園に連れて行くこと
・洗濯
・ゴミ出し(これは家事に入らないかもですが)
・毎週の休日に子供達の面倒を見ること
・休日の皿洗い
あれ、書き出してみたら大したことやってないですね。。
ですが、妻が休日に一人で出かける時に、二人の子供の面倒を見てあげているのは、きっと妻も助かってるかなぁと思います。
実は妻の趣味はマラソンで、昨日も始発でハーフマラソンの大会に出かけていきました。
多分、以前の僕だったら妻も任せてくれなかったと思います。
なので、多少は夫婦間の溝が埋まっていると思います。
・・・埋まっているとよいのですが。。
それにしても、家事は全然大したことできてないことに気付きました。
他に何ができるかな・・・
うーん、週に一回の風呂掃除とトイレ掃除くらいは、言われなくてもやるようにしないとかな??
まとめ
今日の話をまとめると、
- 僕はガンがきっかけで、妻との関係改善に努めるようになった
- 現実問題、仕事で疲れ切っている状態では、家庭との両立は難しい
- 女性は初めての妊娠・出産・子育てで男が想像する以上に不安になるので、夫の手助けは重要
それと、身を粉にして働いて病気になっても、それは会社のせいじゃなくて、自分の責任、ということを思い知りました。
・・・ちょっと今日は、ここまで書いてしまって大丈夫かな?と思うくらいにぶっちゃけすぎたかもしれないです。
これから父親になろうとしている方には、僕の話を反面教師にしていただけたらと思います。
それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。