はたらく細胞『風邪症候群』 一般細胞クンが魅せた驚愕の分裂方法!
今日は「はたらく細胞」3巻
「風邪症候群」
についてお話します。
スゴイ!細胞分裂の擬人化
「風邪症候群」編の主人公は、
コチラの一般細胞クンです。
はたらく細胞 3巻 風邪症候群
・・・なんだか冴えないカンジですね。。
彼の普段の仕事は
細胞分裂することなんですが、
その様子がなんとも
センセーショナルです!!
はたらく細胞 3巻 風邪症候群
すごい!
クローン人間を作ってしまっています。。
なんて未来的な装置なんだろう。
彼は自分の仕事のことを
「つまんないな~~」
なんて言ってますけど、
本当にスゴイことをやってるんだから、
もっと誇りを持ってほしいです!
人体の細胞分裂は、実際にはどんな感じ?
はたらく細胞では、
クローン人間製造のような
まさかの細胞分裂方法でした。
それでは、実際の細胞分裂は
どんな感じなのでしょうか?
こちらにとっても分かりやすい動画があったので、紹介させていただきます。
体細胞分裂 41秒
・・・ざっくり言うと、要は
単純に1つの細胞が2つに分裂する
のが、実際の体細胞分裂ということですね。
細胞分裂の回数券とは?
人間の細胞には、
・神経細胞のように一切分裂しない細胞
・皮膚細胞のように無限に分裂できる細胞
など、分裂だけとってみても画一的ではありません。
そんな中、例えば全身の組織に存在する
「繊維芽細胞」
は、その分裂回数が数十回までと決まっています。
繊維芽細胞は、
・各組織の細胞と細胞の間
・軟骨部分
・皮膚内
などに存在し、体を支えたり、各部位の形を維持したりする大事な細胞です。
繊維芽細胞が細胞分裂すると、
「テロメア」と呼ばれる物質が短くなっていき、
ある程度短くなるとそれ以上分裂が出来なくなります。
その短くなっていくテロメアの様子を捕えて、
「細胞分裂の回数券」
と例えられることもあります。
そんな大事な細胞の分裂回数が決まってしまっているのだから、人間の寿命も上限が決まっていて、それがだいたい120歳位なのです。
分裂の上限が来ると繊維芽細胞は老化してしまい、それがそのまま人体の老衰にも繋がってしまうのです。
一方で、iPS細胞やゲノムの研究が進み、
人間は200歳くらいまでは生きられる
ようになるという話もあり、
また、一方では日本人の健康寿命は
・男性で72歳
・女性が74歳
という現実もあります。
そう考えると、僕は今39歳だから、
健康寿命の半分以上は
使い果たしてしまっているということになるんだなぁ。
僕は時々、人生の短さに無性に切なくなることがあります。
それについてのお話はコチラです。
↓↓
死ぬってどういうこと?死恐怖症(タナトフォビア)と克服の話
うーん、あと数十年の間の科学進歩で、人間の健康寿命が数十年伸びるとか、奇跡が起こったりしたら嬉しいなぁ。。
キラーT細胞の恥ずかしい一面
さて、話を「はたらく細胞」に戻します。
今回の話で特に面白かったのは、
キラーT細胞が見せた恥ずかしい一面です。
先ほどの冴えない一般細胞クン、
あまりに退屈のため
なんとウィルス感染細胞の誘いに乗り、なんと免疫細胞たちにイタズラをし始めます。
その手始めは、キラーT細胞さんへの怪しいプレゼントでした。
はたらく細胞 3巻 風邪症候群
このプレゼント、他の免疫細胞たちは怪しがって警戒しますが、キラーT細胞はなんだかワクワクしてしまったようです。
はたらく細胞 3巻 風邪症候群
そして、、
はたらく細胞 3巻 風邪症候群
案の定、プレゼントはビックリ箱でした。。
それを見た一般細胞クンと感染細胞は大喜びです。
はたらく細胞 3巻 風邪症候群
しかし、、
こんな単純な手に引っかかるなんて、、
キラーTさん、やっぱり単純すぎ。。
「風邪症候群」編はその後もこんな感じの
ギャグ漫画風な展開が続きます。
「はたらく細胞」はシリアスな展開も多いですが、時折コミカルなストーリーも挟んでくるあたり、バランス感覚あるなぁと感心させられました。
まとめ
今日の話をまとめると、
- はたらく細胞の擬人化された世界での細胞分裂は、なんとクローンを作るような装置を使った未来的な方法だった。
- 人体にある「繊維芽細胞」には細胞分裂回数に上限があり、上限に達するとそれ以上分裂できず、結局それが人間の寿命の限界となっている。
- 「風邪症候群」編は終始コミカルでギャグ漫画風な展開。中でもキラーT細胞がイタズラにまんまと引っかかるシーンが面白すぎた。
でした。
さて、イタズラされたキラーT細胞ですが、もちろん彼の性格上、やられっぱなしな訳はありません。
ラストにしっかりと倍返ししていました。
はたらく細胞 3巻 風邪症候群
ウィルス感染細胞も、よりによって免疫の最強部隊「キラーT細胞」にイタズラするなんて。
完全にイタズラする相手を間違えたようですね。。
まぁでも、感染拡大し始めた風邪が大事になる前に鎮圧されたのは何よりだったと思います。
それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません