現実でも大迷惑な超ヒステリック美女マスト細胞!はたらく細胞デング熱編
こんにちは、べっちです。
今日は はたらく細胞「デング熱編」です。
特に美人だけど超ヒステリックなのがタマにキズのお姉さん「マスト細胞」にフォーカスを当ててお話していきます。
マスト細胞の放出したヒスタミンで大洪水!
「はたらく細胞」に出てくる「マスト細胞」は、普段はこんな感じの綺麗なお姉さんです。
はたらく細胞 4巻 34ページ
金属反応が出たということでマニュアルどおりに「ヒスタミン」を放出したのですが、そのせいであたりが大洪水になってしまい、一般市民(体細胞)からは非難の嵐です。
自分の仕事を責任持って実行しただけなのに周りからはぶーぶー文句を言われ、マスト細胞の怒りはふつふつと湧きあがって来ます。
そして、
「この・・・
余計なことしかしない
ヒステリー細胞!!」
の一言でついにキレてしまいました。
はたらく細胞 4巻 38ページ
体細胞からはすかさず、
「それだよ
それ!」
という鋭いツッコミが入ったので笑ってしまいました。
ランゲルハンス細胞さん、デングウィルスに感染…

はたらく細胞 4巻 44ページ
むむむ。
「デング」じゃなくて、、
「テング」ですね。。
その後もそんな細かい違いは完全に無視し、ストーリーはゴリ進んでいきます。
この「デング」のお面を持った「ランゲルハンス細胞」さん、お面の怪しい魅力に引き寄せられて顔に付けてしまいます。
すると、
はたらく細胞 4巻 46ページ
おぉ、感染したら、完全に大暴れする テング になってしまいました。
ちなみに、現実世界でも「デングウィルス」は「ランゲルハンス細胞」に感染します。
蚊によって媒介され、体内に入ると表皮に近い場所にいる「ランゲルハンス細胞」がまず標的になってしまうのですね。
マスト細胞の放出したヒスタミンによりデングウィルス撃退!
みんなに文句を言われて「ヒスタミン」を出すことに臆病になっていた「マスト細胞」ですが、それでも彼女にとって「ヒスタミン」を出すことは大事な仕事です。
なぜならば、「ヒスタミン」を出すことにより血管が拡張し、それにより免疫細胞がかけつけることができるからです。
彼女が意を決してヒスタミンを出すと、、
はたらく細胞 4巻 56ページ
主人公の「好中球」が駆けつけて、デングウィルス感染が体内で広まる前に見事やっつけてくれました!
はたらく細胞 4巻 58ページ
さすがは好中球、今回もピンチのところで現れてイケメンっぷりを発揮してくれましたね!
実際のマスト細胞はこんな細胞。
さて、次に実際のマスト細胞について見ていきます。
マスト細胞は「肥満細胞」とも呼ばれますが、実は人自体の「肥満」とは全く関係なく、単にその形状が太っているため「肥満細胞」と名付けられました。
役割としては、今回のストーリーのように感染の予防に役立つとされていますが、それよりも目立つのがアレルギーへの関与です。
「マスト細胞」の出す「ヒスタミン」や「ロイトコルエン」などの物質は、アトピー、花粉症、喘息などのアレルギー症状を引き起こす厄介な物質です。
なお、下記の記事で花粉症のメカニズムを解説しましたので、よろしければご覧ください。
↓↓
漫画『はたらく細胞』 擬人化細胞キャラの物語で花粉症がよく分かる!
アレルギーを回避するために僕らができること
それにしても、長い歴史の中で、人類がこれほどアレルギーに苦しめられているのはここ数十年のみの話です。
現代社会ってマスト細胞のマイナス面が浮き彫りになっているなぁ、と思います。
もしかしたら今後、環境に合わせて無害なものに対しては反応しないようにマスト細胞が進化することもあるかもしれません。
でも、進化って長い年月がかかるので、それを待っていたら数万年先ってことになってしまいます。
だとすれば、僕らがアレルギーに少しでも苦しめられないようにするためには、アレルギーの少なかった時代のような生活に近づくことです。
具体的には、
添加物をできるだけ避ける
適度な運動
ストレスをあまり溜めこまない
などですね。
・・・まぁ、とは言っても僕自身、現代社会を生きる上でこれらを守るのってかなり難しいと感じています。
咳喘息は克服できたと思いますけど、アトピーと花粉症はまだまだだと思いますし。。
なので、少しずつ体を良くしていって、アレルギーとオサラバできる体になれるよう、ちょっとした努力を継続していけたらと考えています。
終わりに
今日の話をまとめると、
- マスト細胞は、ヒスタミンなどの物質を出して免疫細胞を呼び寄せることにより、ウィルスなどの感染拡大を食い止めている
- だが、マスト細胞の出すヒスタミンやロイトコルエンは、アレルギー症状を引き起こす厄介な物質
- アレルギーを避けるために僕らが出来ることは、昔のような生活に近づいていくこと
でした。
それにしてもマスト細胞って、アレルギーの原因になることを考えるとやっぱり現実世界でも「ヒステリー細胞」であること間違いない なぁ、と思ってしまいました。
まぁ体の中にそういう免疫細胞が一種類くらいあってもいいかなとも思いつつ、やっぱり「ヒスタミン」の放出はお手柔らかに頼みたい、というのが本音のところです。
それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
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