小説はたらく細胞2話 人体の白血球の少なさに愕然。たった50グラム?!
昨日は小説「はたらく細胞」1話
「けがをして、血が出た ――すり傷――」
についてお話しました。
↓↓
超ネタバレ!すり傷の原因はアレだった。小説「はたらく細胞」第1話
小説版は、原作マンガやアニメにはないセリフや詳細な設定が明らかになっており、はたらく細胞ファンの僕にとってどストライクな一冊です!
引き続き今日は、2話
「はーっくしょん! ――くしゃみ――」
についてお話します。
赤血球さんったら相変わらず・・・
小説「はたらく細胞」の特徴の一つは、
赤血球さんがとっても積極的なことです!
第一話でも白血球さんに
「かっこいいですね!」
と直球な言葉を投げかけていました。
どちらかというと恋に積極的というよりは、感じたままをそのまま口にする、とっても真っ直ぐな性格といった方が正確かもしれませんが。
ともあれ2話でも
赤血球さんのこの方向性は健在です。
白血球さんが赤血球さんに
「肺炎球菌」の恐ろしさを教えてあげた際には
「そ……そんな……。」
こわくなった3803番は、
思わず1146番のうでにしがみついた。
はたらく細胞 小説 2話
このうち
3803番は赤血球さん
1146番は白血球さんのことです。
うちの4歳の娘も怖い時には僕の足にスグしがみつきますけど、赤血球さんはもはやそれに近いレベルで怖がりってことですかね。
そう考えると可愛らしいなぁとは思いますけど。
小説版は子供でも読めるように書かれているので、赤血球さんの言動はより分かりやすいよう工夫されているというのもあるかもしれません。
ちなみに原作では、
しがみつくなんてことは
全くありません。
はたらく細胞 小説 2話
白血球さんとの距離は
シッカリ保たれていますね。
うーん、このシーンの赤血球さん、、
白目を剥いてて全然かわいくありません。。
体内の白血球の異常な少なさ
小説「はたらく細胞」は、細胞たちの雑学が随所に刺し込まれているのも魅力です。
今回は、体内に流れる「血液の量」についての話でした。
説明されていたことは、
例えば体重が50キログラムの人の場合、
- 血液は全体で約 4キログラム
- 赤血球は全体で約 1.5キログラム
- 白血球はたったの 50グラム
ということ。
まず、人体の6~7割は水分だというのに、
血液はたったの4キログラムしかないことにビックリでした。
そういえば福本伸行先生の代表作
「アカギ」という漫画では、
お互いの血液を賭けて麻雀をする勝負があります。
負けが込んで2キロの血液が抜かれたら絶命してしまう、という恐ろしいルールの麻雀です。
そりゃあ、4キロしかない血液のうち半分も抜かれたら死にますよね。。
そして話は戻り、もう一つ衝撃だったのが、
人体の白血球を全て集めてもたったの50グラム程度しかない
ということです。
50グラムといったら、
パンひとかけら程度じゃないですか!
・・・少なっ!
白血球ごとに人体全体の重さを計算してみた
人体全体で白血球が50グラムしかいないとなると、白血球の種類ごとで見たらどれだけ少ないのか、計算してみました。
白血球の種類 | 白血球内の割合 (人体全体での重さ) |
|
---|---|---|
顆粒球 | 好中球![]() |
50g ~ 60% (25g ~ 30g) |
好酸球![]() |
2g ~ 7% (1g ~ 3.5g) |
|
好塩基球![]() |
0g ~ 1% (0g ~ 0.5g) |
|
リンパ球 | T細胞![]() |
18% ~ 36% (9g ~ 18g) |
B細胞![]() |
1.5% ~ 9% (0.75g ~ 4.5g) |
|
単球 | 単球![]() |
2% ~ 8% (1g ~ 4g) |
・・・好中球とT細胞は比較的多いですが、それ以外の細胞は物凄く少ないですね。。
好塩基球さんなんて、人体全体でたったの0.5グラムしかいません。
まぁ好塩基球は、そこまで多くの役割を担っている訳ではないので良いかもしれませんが。。
それでは単球さんはどうでしょう。
彼女は血液から出ると「マクロファージさん」に変身します。
マクロファージさんは、攻撃能力も高いですし、抗原の情報を樹状細胞に提示する能力もある非常に優秀な免疫細胞として描かれています。
そんな彼女が、体内に4グラムしかいないなんて。。
うーん、やっぱりすごいですね。
白血球。
たった50グラムっきりで僕らの体全体を
一生懸命守ってくれているなんて。。
本当に頭の下がる思いです。
まとめ
今日のお話をまとめると、
- 小説版「はたらく細胞」の赤血球さんは異常な怖がり。原作にはない、白血球さんにしがみつくシーンも。
- 体内の血液は 4キログラム。そのうち白血球はなんと、50グラムという少なさ。
- 各白血球ごとの内訳でみると、体内に1g以下しか存在しない白血球も。。
でした。
でも、体内に雑菌やウィルスが入ってきたら免疫細胞は増殖します。
はたらく細胞 原作 1巻 インフルエンザ編
有事にはちゃんと増えて対応してくれるのですね。
このコマを見る限り、1人のT細胞が 100人に増えています。
100倍に増えることがあるっていうことは、病気の時白血球はもしかして、全体で1キログラムを超えるくらいになることもあるのかなぁ・・・?
でも血液全体で4キログラムしかないから、それだとさすがに増えすぎかな。。
それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
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