超ネタバレ!すり傷の原因はアレだった。小説「はたらく細胞」第1話
原作マンガ、アニメ共に
最近ハマりまくっている
『はたらく細胞』ですが、
「もっと知りたい!」
と思って色々調べていたら、
ナント小説版も発売されていることが判明しました。
早速買って読み進めているのですが、
・原作やアニメに無いセリフがあったり、
・詳細な設定が明らかになったりしていて
とっても面白いです!
第1話は「すり傷」編。そもそも何でケガしたのか。
「はたらく細胞」の漫画とアニメでは、
宿主の体の外側の世界については
一切触れられていません。
作者である清水茜先生のインタビューでも、以下のやりとりがあります。
―― これ、主人公たちの宿主というか、体の持ち主である人間は出てこないですよね?
清水 それは出しません(笑)。年齢とか性別が特定できるような病気も、なるべく出さないようにしています。
出典:『はたらく細胞』清水茜インタビュー 細胞×擬人化×ヒーローアクションで大ブレイク!
ですが、小説「はたらく細胞」は
小学校高学年くらいから読めるように
作られています。
きっと、子供が読むにあたり、
宿主の人間が全く出てこないとモヤモヤするんじゃないか?
という配慮だと思うんですよね。
嬉しいことに体の外で何が起きたのか、
小説版にはバッチリ載せてくれているのです!
3803番たち細胞は知らなかったが、この体の持ち主の人間
── 「とある人間」は、このとき、サッカーをしていて、相手選手ともつれ合って転び、右ひざをすりむいてしまったのだ。
はたらく細胞 小説 1話 「けがをして、血がでた ─すり傷─」
おぉ、サッカーをして転んで、
右ひざをすりむいたのですね!!
もちろんこれだけでは確定できませんが、
なんとなく宿主は若い男性のような気がします。
赤血球さんの白血球さんへの想いがあからさま!
これまた貴重な情報だと思うのですが、
主人公の赤血球3803番は、
「人間のすがたでたとえるなら、
高校生ぐらいの少女」
であることが小説版で明らかになります。
そして赤血球さんと白血球さんの出会いは、
原作マンガでいうとこのシーンです。
はたらく細胞 原作 1巻 すり傷編
そして、助けあげられて安全なところまで移動した後に赤血球さんが、小説版でつぶやいたセリフがコチラです。
「かっこいい……。」
・・・なんともストレートに気持ちを表現しますね!
その後、「すり傷」編の最後には二次血栓から離れられなくなりますが、小説版ではその動けない時間を利用してお互いの自己紹介をすることになります。
赤血球さんが先に自己紹介をした後に、
ぴったりと1146番によりそったまま、にこにこと、笑顔の3803番が返事を待っているので、・・・
の描写は少しドキドキするものがありました。
そして最後にも、
「えへへ。でも、白血球さんは、とってもかっこいいです!」
とストレートに言い放ちます。
しかし、こんなことを言われた白血球さん側の心理描写は一切ありません。
「かっこいい」
だなんて言われて何も思わないワケないと思うんですけどねー。
免疫の仕組みの説明も詳しい小説版
小説版を読んでいて本当に分かりやすいなぁと感じたのは、ストーリーの合間に挿し込まれていた以下の免疫についての説明書きです。
白血球の兵には種類があり、血管をいつも見回りで歩いている白い戦闘服の物は、好中球と言う警察官のような存在だ。
より戦闘力の強いほかの白血球、そして軍隊のようなリンパ球は、司令官の命令がなくては動かない。なぜなら、戦うと、自分たちの居場所にまで被害をおよぼす場合があるほど、強いからだ。
人間はそれを「ひどい痛み」や「腫れ」として感じる。
はたらく細胞 小説 1話 「けがをして、血がでた ─すり傷─」
きっと小学生にも分かるように、
丁寧に説明を作り上げたのだと思います。
もちろん大人にとっても分かりやすい説明って、非常にありがたいものですよね!
リンパ球と言う免疫の精鋭部隊がどれだけ強いのかも丸分かりですし、マンガやアニメでは語られない宿主の痛みにも触れられていて、小説版ならではのオリジナリティーが素晴らしいと思います。
まとめ
今日の話をまとめると、
- 「はたらく細胞」には小説版も存在する。原作にない設定の公開やセリフがあってスゴク面白い!説明も非常に分かりやすい!
- 「すり傷」の原因は、サッカーをしていて転んで右ひざをすりむいたことだった。
- 赤血球さんの白血球さんへの想いが、マンガやアニメよりも直球で描かれていてちょっとドキドキする!
でした。
原作やアニメで「はたらく細胞」がもし気に入ったら、また違った角度からより深く味わえる小説版はハッキリ言って必読だと思います!
ぜひぜひ読んでみて下さいね。
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それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
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