【素直なカラダ】3話 『その場しのぎ』はギックリ腰さえも生み出す。
今日は、素直なカラダ 第3話
『その場しのぎも若いうち』
についてお話します。
突然のぎっくり腰。
今日の患者さんは、こちらの
料理研究家の女性
「高野 エミ」さんです。

素直なカラダ 第3話
お鍋を片手に持って
『くるっ』
と振り向こうとしたのですが、
その瞬間・・・

素直なカラダ 第3話
あわわわ、、
これはもしかして。

素直なカラダ 第3話
・・・やっぱりぎっくり腰でした。
前にも後ろにも行けないなんて、
相当重症です。。
僕も腰が痛くなることありますが、
痛くて動けなくなるほどの経験は
ありません。
ぎっくり腰ってヒドい時には
ここまでの症状になることも
あるのですね。
考えただけでも恐ろしいです。。
9cmもある長鍼での応急処置
この事態を救ってくれたのは、
訪問施術に呼ばれた
和福玖堂の曲直瀬先生でした。
おもむろに長~い鍼を取り出し、

素直なカラダ 第3話
患部にぶすっと行ったようです。
この鍼、なんと
長さ3寸(9cm)もあります。
鍼の長さは通常、
短いもので5分(1.5cm)から
長いもので3寸(9cm)まであります。
今回のようにぎっくり腰の治療では、
長い鍼を使って大腰筋など
大きな筋肉をゆるめてあげる
治療がなされるようです。
僕も定期的に治療院に通っていますが、
使われている鍼の長さは2~3cm程度。
今回のお話のような長い鍼は、
ちょっと見かけたことないですね。。
さて、治療の甲斐あって、
ものの数分後には
エミさんの腰も回復。

素直なカラダ 第3話
おぉぉ、やはり鍼パワー、
すごいです!
曲直瀬先生の腕が良い、
っていうのも
大きいかもしれないですね。
ただし、今回の治療は
あくまで応急処置。
曲直瀬先生も、
近々続けて施術を」
と勧めます。
でも、エミ先生は
もう完全に治った気でいます。

素直なカラダ 第3話
・・・とまぁ、これを気に
ちょっと休養する気とかは
さらさらない様子。
この反応を見て曲直瀬先生、
さらなる忠告です。
ギックリ腰になりますよ
なぜなら・・・」
・・・そして続けて

素直なカラダ 第3話
わー。
また初対面の人に
なんとまぁ失礼な物言い。
これにはエミ先生、
相当ご立腹でした。。
しかし、、
予告通りギックリ腰、再発。
その数日後、曲直瀬先生の予告通り
ギックリ腰、再発です。

素直なカラダ 第3話
あぁぁ、言わんこっちゃないですね。。
今回は机を拭いているときに
グキっと来てしまったようです。
そして、エミ先生は
相当嫌がっていましたけど、今回も
曲直瀬先生、訪問施術で登場です。
到着後、またすぐ治療するのかと思いきや、
今回は説明から入りました。
あのキッチンです」
どうも、キッチンの高さが
エミ先生に合っていない、
ということなのです。
それはどういうことかというと、、

素直なカラダ 第3話
・・・こちら、7年前のエミ先生です。
確かに7年前から比べると
髪も白くなり、だいぶ年をとったように
見えますね。
背中が丸まり縮まったエミ先生の背には
今のキッチンは位置が高すぎるため、
腰に負担がかかってしまっていた、
ということのようです。
説明はさらに続きます。

素直なカラダ 第3話
「腎」は人の生命活動・生殖活動を
生み出している、、、
・・・腎ってとっても大事なんですね。
そして、悲しいことですが
「腎の気」は加齢によっても
失われていくとのこと。。
年を重ねると困難になります
だからこそ
定期的なケアが必要なんです
なるほど、、
エミ先生を怒らせた
「その場しのぎ」
発言にはそんな意味があったんですね。。
それならそうと
あの時にちゃんと説明していれば
エミ先生も怒らないで済んだのに・・・
ホント、曲直瀬先生って
要領が悪くて誤解を与えてばかり。
うーん、それともワザと一回怒らせて、
冷静になった時に再度説明するのが
この先生のやり方、ってことなのかなぁ。。
まとめ
今日のお話をまとめると、
- 料理研究家のエミ先生を襲った突然のギックリ腰。曲直瀬先生のロング鍼によって一旦症状は落ち着く。
- 治ったと勘違いするエミ先生に、曲直瀬先生は「その場しのぎ」と言い放つ。これにはエミ先生もご立腹。
- 腰痛の根本原因は、丸まって縮んでしまった背丈にキッチンの高さが合わなくなっていたため。
- 若い頃に出来ていた「その場しのぎ」は、歳を取ると通用しなくなってくる。だからこそ定期的なケアが必要になってくる。
でした。
それにしても、
『腎』は生命力を表すってことなので
相当重要じゃないですか!
腎臓って、おしっこを作る部分
くらいにしか思ってませんでした。
まぁ「腎」は、
西洋医学でいう「腎臓」とは
全く同じ意味ではありませんけどね。。
それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
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