HUNTER×HUNTER 幻影旅団編 旅団メンバーのミステリアスさを考察
こんにちは、べっちです。
最近このブログでは、富樫義弘先生のマンガ「HUNTER×HUNTER」を読み進めながら感想をお話しています。
前回は、幻影旅団編の続きクラピカがウヴォーキンを倒した場面についてお話しました。
↓↓
HUNTER×HUNTER 幻影旅団編 クラピカ強すぎ!
今日は、幻影旅団編の続きについてお話します。
ストーリーが難しい!
ようやく幻影旅団編(8巻~13巻)が読み終わりました。
・・・けっこう時間かかりました。
ここまで読み進めて感じたのは、HUNTER×HUNTER のストーリーの難しさです。
まず、登場人物が非常に多くて混乱しまくりました。
特に、悪そうな人達がいっぱい出てきます。
・幻影旅団
・マフィア
・ノストラードファミリー
・人体収集家
・ノストラード組
・ゾルディック家
・十老頭
・陰獣
それぞれがどう関係しているのか、誰がどの立場なのか、読みながら理解するのにとっても苦労しました。
それぞれ説明すると、
- 「幻影旅団」は、クラピカの一族である「クルタ族」を全滅させた盗賊集団。オークションの商品を根こそぎ盗みにオークシンにやってくる。隊長は「クロロ」
- マフィアの組長が、ノストラードファミリーの主人「ライト」
- その娘が、人体収集家で占い師である「ネオン」
- ノストラード一家のボディーガードとして、また「緋の目」等をオークションで競り落とすため、クラピカ達が雇われた
- ゾルディック家はキルアの家族で暗殺一家。幻影旅団抹殺のため、ノストラード一家に雇われた
- 「十老頭」はマフィアの重鎮。ゾルディック家の長男「イルミ」の爆破により暗殺される
- 「陰獣」はマフィアの手先。念を操り相当な使い手だが、ウヴォーキンに返り討ちにされる
といったところですかね。
図にまとめるとこんな感じです。
こうしてみると、大勢の人が関係していますが、
「マフィア」VS「幻影旅団」
の構図が浮き上がってきますね。
幻影旅団という集団のミステリアスさ
マフィア VS 幻影旅団 の戦いは、巨悪と極悪のぶつかり合いですね。
・マフィアは金に物を言わせて社会を牛耳る巨悪。
・幻影旅団は目的のために手段を択ばない極悪。
一般人を無闇に殺戮したりしない点は、マフィアの方が大分マシのようにも思えます。
幻影旅団の一族抹殺は、本当に酷い話ですからね。
しかし、幻影旅団の一人一人を見たら、一族を抹殺してしまうほどの残虐性を全く感じないのがミステリアスな所です。
一見すると良い人風のメンバーも多いですし、むしろ仲間想いな描写が目立ちます。
たとえば、
- ウヴォーキンがクラピカに殺された時のノブナガの悲しみは深さ
- ウヴォーへのレクイエムを敢行するため、旅団として派手に大暴れ
- 最後にパクノダは旅団の仲間を守るために、自分命を捨ててまで記憶を仲間たちに委ねた
・・・恐らく、旅団のメンバーの生まれ、育ちが「流星街」という特殊な環境でなければ、このような残忍な集団は育たなかったと思います。
中で行われる洗脳教育は、一般に生きる人には理解しようがないものでしょうからね。
それにしても、「流星街」って何なのでしょうか?
何の為に、赤ん坊ですら捨ててよいゴミ捨て場を作ったのでしょうか?
きっと、「流星街」が出来上がる過程にも、マフィアの存在が深く関わっていたのではないかと考えます。
・表沙汰に出来ず扱いに困ったものを高額で引き取って「流星街」に捨てたり
・反対に利用価値のある人材を用心棒として登用したり
・・・しかし、その結果として「幻影旅団」というマフィアも手に焼く存在が生まれることとなり、闇は一層深まり、負のスパイラルとなっているように感じます。
ふと思ったのですが、クルタ族から「緋の目」を奪うように旅団に依頼したのは、そもそも「マフィア」の方だったのではないでしょうか?
(ノストラード家とは違うマフィアだとは思いますが)
そうすると、諸悪の根源はやはり「マフィア」側なのかもしれません。
流星街にせよ、旅団にせよ、マフィアにせよ、現実世界にも通じるものがあると思います。
そっくりそのまま、先進国(マフィア側)とイスラム過激派(旅団側)に当てはめられる気がしています。
過激派も流星街も、自分たちの正義やルールにのっとって行動している点は同じで、だからこそ厄介な存在です。
現実世界では話がこじれきってしまっていて関係の修復は非常に難しいと思われますが、HUNTER×HUNTER の世界では幻影旅団との関係がどのように展開していくのか、注目していこうと思います。
終わりに
気付いてみれば、幻影旅団編では主人公であるはずの「ゴン」の活躍の場は少なかったですね。
登場してきても、
・金策に迷走しまくったり
・敵の前でうっかり発言をしたり
・バトルシーンが無かったり
まるで三枚目の脇役のような存在感でした。
まぁその分、クラピカの強さ、かっこよさが目立ちましたけどね!
さて、引き続き物語は「G.I編」に進みます。
クラピカに教わった「念」の奥の手は、「制約と誓約」以上のものは得られなかったですが、それでも独自の技を編み出してゲームの挑戦権を獲得に成功しました。
新しい技でのバトルシーンも、とっても楽しみです。
それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
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