HUNTER×HUNTER キメラ=アント編 ユピー vs シュート・ナックル

こんにちは、べっちです。

引き続き、HUNTER×HUNTER キメラ=アント編についてお話します。

今日は25巻~27巻、王直属護衛団「ユピー」との対決についての内容となります。

ゴン達がメルエムの城に突入した後は、ハンター達と王直属護衛団の攻防には目を見張るものがありました。

特に「ユピー」とハンター達の対決は、シュート、ナックル、モラウ、メレオロンが入れ代わり立ち代わり、それぞれの持ち味を出しながら善戦した名場面だと思います。

果敢に「ユピー」に立ち向かう「シュート」

キメラ=アント編の序盤では敵に立ち向かうことを恐れ自分の殻に閉じこもりがちだった「シュート」でしたが、段違いに格上のハズの「ユピー」に立ち向かう姿は勇敢でした。

普段は小心者でも土壇場になって力を発揮する男は、やはりカッコいいですね!

ギリギリの状況だったからこそ彼は本領を発揮できて、空飛ぶ自分の手に乗る技を編み出せたし、ユピーの度重なる攻撃を受けても致命傷を回避し続けたのだと思います。
 

ですが、それでも彼がユピーを足止めできたのは、見る限り数秒程度でした。

時々出てくるデジタル時計の表示は、

0:00:18:56

です。

これ、18分56秒じゃなくって、18.56秒 ってことですよね。。

マンガを読んでいる側の感覚としては10分位は経っていたように思いますが、実際にはたった20秒足らずだったなんて、あまりにも時間の進みが遅すぎるように感じました。
 

さらに、もはやシュートは満身創痍でもう戦える状況になりつつあるのに、ユピーにはほぼダメージを与えることすら出来ない状況です。
 

やはり、王直属護衛団って強すぎますね。

今回参加したハンター達では明らかに荷が重く、作戦自体に無理があったのではないかと思わざるを得ません。

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ナックルらしさ全開も空回りが目立ち・・・

ナックルの必殺技といえば、「天上不知唯我独損」ハコワレという念能力です。

奏功すればユピーの「念」を全て封じ込めるができたはずで、「ゴン」との対決で見たこの必殺技はある意味最強ではないかと思えるほどでした。

ユピーを生身の状態にしてしまえば、ハンター達が束になってかかればギリギリ勝てる相手だったように思います。
 

ですが、結果的には「モラウ」の命と引き換えに、ナックルはユピーの「天上不知唯我独損」ハコワレを解除してしまうことになります。

せっかくあそこまで大きく育った「ポットクリン」を消滅させるのは本当にモッタイナイと思いましたし、切り札を失ったハンター達は八方塞がりの状況となってしまいました。
 

まぁ、あの状況でモラウの命を優先したのは仕方無かったかもしれません。

ナックルほどの人情家にはあの場面で仲間を見捨てることなんて無理だったと思いますし。
 

ですが、それ以外にも今回のナックルは空回りというか暴走が目立ち、結果的に仲間たちの足を引っ張っていた感が否めません。
 

特に、全力で闘った2人を追い払った後は意にも介さず立ち去ってしまった「ユピー」に対し「屈辱」を感じ、ユピーを追ってしまったシーンは問題ありでしたね。

これがもし誰かの命を守るためなら仕方なかったかもしれませんが、守りたかったのは単に「意地」「プライド」だけです。
 

結果、キルアに助けてもらえなければ確実にナックルは死んでいましたし、モラウを危険にさらしたのも元はと言えばナックルの暴走に起因します。
 

といいつつも、いかにもナックルらしいなぁと思い、彼のことは憎めないなぁと思います。

それが彼の良い部分ですし、好きな部分でもあります。
 

しかし、シュートまでナックルに同調したのは意外でした。

シュートの悔しさがにじみ出ているシーン
HUNTER×HUNTER 26巻 138ページ

全力以上の力を発揮したのに殆ど相手にもならなかったのが、よっぽど悔しかったのでしょうね。
 

その後シュートは病院に搬送されることになりますが、一命はとりとめることになりそうですね。

この悔しさをバネに一皮むけて、もっともっと強くなるような予感もしています。

終わりに

ユピーがナックル達の元を去り、王の元へ向かった時の計時は、

0:11:39:07

・・・11分39秒でした。
 

あれだけの死闘を繰り返したのに、「ユピー」を足止めできた時間はたったの12分間弱です。
 

しかもユピーは、ただ足止めされていただけではありません。

厄介なことに、この戦いを経て、怒りをエネルギーとして体内に蓄える方法を会得するなど、相当のパワーアップをやってのこたのです。

それも単なるパワーアップではなく、ユピーはケンタウロスのような姿に変形し、いかにも無敵っぽい雰囲気を漂わせています。
 

この先メルエムの元に向かったユピーは、ネテロの脅威になるのでしょうか?

せっかくネテロと王直属護衛と引き離したのに、ネテロの敵が増えてしまっては勝機が薄まってしまい心配しています。
 

それに、そもそもネテロの強さはメルエムにどこまで通用するのでしょうか?

これまでの雰囲気だと、どうもネテロをもってしてもメルエムには全然歯が立たないような気がしないでもないのですが。。

全盛期の半分以下くらいしか実力を発揮できないのも気になります。
 

そういえば、キメラ=アント編の序盤ではあれほどの死者がでていたのに、メルエム城への突入からは死人が出ていないのは奇跡だと思います。

ぜひ皆無事で帰ってもらって祝杯を挙げてもらいたいです。

死闘を乗り越えた「モラウ」「シュート」「ナックル」の絆はこれまで以上に深まったと思いますので、最後まで全員無事でいて欲しいというのが今の僕の願いです。
 

それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。

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