HUNTER×HUNTER キメラ=アント編 ネテロとメルエムの一騎打ち
こんにちは、べっちです。
HUNTER×HUNTER キメラ=アント編も佳境、ついに「ネテロ」と王「メルエム」の一騎打ちです。
穏便に済ませようとするメルエムがクール!
岩山しかない荒野に、ハンター会長「ネテロ」とキメラ=アント王「メルエム」のみ2人、心置きなく一騎打ちが始まるかと思いましたが、意外にも闘いを避け話し合いを望んだのは敵方の「メルエム」の方でした。
メルエムの言い分は、
「人間の中にも生きるに価する者、生かすべき者がいる」
でした。
しかも、
「今の理不尽な社会を壊し、生かすべき弱者には守る」
とまで言っています。
が、ネテロは、メルエルのこの考えに危険を感じとります。
メルエルには「蟻」と「人」が混じっていて、今はたまたま「人」側に傾いているけれど、また凶暴な「蟻」の考えに戻ってしまうかもしれないということを直感したのです。
百戦錬磨のネテロの直感だから、これは正しい洞察だったのかもしれません。
でも、戦闘力は明らかに「メルエム」の方が遥か上です。
それはネテロも感じ取っているようです。
なのに、どうしても闘うというのでしょうか?
僕が思ったのは、どうせ勝てないのであれば、「対話」によってメルエムをもっともっと教育し、蟻たちが人を襲わないようにすることを約束させ、人と蟻が共に生きる世界を作るのもアリなんじゃないか?ということでした。
メルエムは生まれた時は凶暴極まりない性格でしたが、コムギとの触れ合いの中で少しずつ人間らしい心を学んでいきます。
これは、心がもっと成長すれば、「優しさ」「愛情」「思いやり」などの感情を会得していく可能性があるということです。
メルエムは生まれた瞬間から「合理的な頭脳」は完成していたようで、生まれながらにして独裁者という意味での「王」の素質を持ち合わせていました。
ここに、人間らしい道徳を導入し、「合理的で愛情も深い王」となれば、世界中の人間にとっても悪くない話だと僕には思えたのです。
ついに一騎打ちが開始!が、明らかにネテロ劣勢
王からの「対話」の提案をネテロはことごとく拒否し、ついに一騎打ちが開始されます。
しかしやはり「ネテロ」は大分劣勢です。
それでも、
「なんだかんだ、ネテロならやってくれるんじゃないか?」
と思いつつ読み進めましたが、そんな淡い期待は少しずつ摘み取られていきました。
劣勢続きなのにネテロは全く強気は崩さないのが、なんだか痛々しかったです。
少しずつネテロは攻撃のギアを上げていきますが、それでもメルエムに対してはほとんど効きません。
しまいには片足と片手を奪われ、絶対絶命です。
切り札と思われた「千手観音 零」の攻撃でも大したダメージを与えられず、ネテロは全てを出し尽くしてミイラみたいな状態に。。
ここまで追い詰められてもネテロはまだあきらめた様子はなく、これ以上どうするつもりなのだろう・・・
なんで強気を保ったままでいられるんだろう・・・
・精神が植物の域だから?
・死ぬことなんて怖くもなんとも思っていないから?
興奮しつつも不思議な気持ちに包まれながら読み進めました。
まさかのネテロ自爆も犬死
ネテロが強気を崩さない理由はコレだったのですね。
まさか体内に爆弾を仕込み、自爆という形で全てを終わらせようとするなんて・・・
HUNTER×HUNTER 28巻 154,155ページ
爆発時にできたクレーターだと思われます。
さすがにこれではメルエムも助かりようもないはず、、だったのですが。
なんと、メルエムは虫の域ではあったものの、まだ生きていました。
あんな土偶か埴輪みたいな姿に成り果ててまで生きているなんて、なんて生命力なのでしょう。
そして、駆け付けた「プフ」と「ユピー」の大部分を食すことで奇跡の復活を遂げます。
・・・がーん。。
ネテロの自爆は、明らかに最後の手段でした。
それが効かずネテロも死んでしまったわけで、この先どうなってしまうのやら。。
こんなことになるなら、先に王直属護衛団(プフ、ピトー、ユピー)をネテロに軽くやっつけてもらってから「メルエム」に挑むべきでした。。
そうすれば、虫の息となったメルエムを復活させることは、誰にも出来なかったはずです。
でもそれだとメルエムを荒野に連れ出す作戦は使えず、巻き添えが懸念される「自爆」も使えなかったってことなのかなぁ。。
ネテロは
「貴様は… 詰んでいたのだ 初めから」
と心の中で言いながら自爆します。
でも、これでは初めから詰んでいたのは逆、ネテロ自身じゃないですか。。
終わりに
プフとユピーを取り込んだ王は、明らかに復活前よりもパワーアップしています。
しかもピトーも、片腕折れた状態であるものの健在で、ゴンでは遠く及ばない相手です。
東ゴルドーにいるメンバーだけでははっきり言ってもうお手上げです。
こんな時、あの変態「ヒソカ」がゴン、キルアの存在に気付いて来てくれたら、、もしかして「ジン」が助けに来てくれたら、、そんな期待をこめつつ、続きは明日読むことにします。
それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
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