HUNTER×HUNTER キメラ=アント編 ゴンの本気の覚悟でピトーに圧勝

こんにちは、べっちです。

引き続き、HUNTER×HUNTER キメラ=アント編のお話です。

今日は、王直属護衛団「ネフェルピトー」と、主人公「ゴン」の対決についての内容になります。

コムギの回復まで1時間待つゴン

あんなに凶暴で凶々しいオーラを発していたネフェルピトーですが、コムギの治療中にゴンに見つかった時はまるっきり弱者でした。

ピトーの懇願
HUNTER×HUNTER 26巻 80ページ

そこまで王のために尽す心があるなら、その心を今まで殺めて来た人にほんの少しでも向けてほしかったです。

かけがえのない人を無茶苦茶にされたゴンの叫びは悲痛の極みでした。

ゴンの叫び
HUNTER×HUNTER 26巻 94ページ

もしこの時点でカイトは死んでしまっていて戻せないことが分かっていたなら、ピトーを倒せる願っても無いチャンスだったんですけどね。
 
いち早くピトーがコムギを治そうと必死になっていることに気付いたキルアでしたが、さすがにカイトがもう戻せないことまでは分かりませんでした。
 

その後ゴンは治療が終わるまで1時間、ピトーの前でじっと待つことになります。
 

その1時間は、この死闘の中であまりに長い時間でした。

・プフとモラウの対決
・ユピーとナックル・シュートの対決の12分間
・ネテロとメルエムの死闘、そしてネテロの自爆

これら全てが終わるまで、ゴンはじっと待っていたことになります。
 

カイトを治してもらうという揺るぎない想い、覚悟が、ゴンの表情・口調・話す内容にも良く表れていていました。

ゴンの覚悟
HUNTER×HUNTER 28巻 93ページ

「だまされるな」
「その証拠がどこにある?」

・・・いつもだったらゴンが周りに言われるようなセリフですが、今回はまさかの「ゴン」の発言です。

あの天真爛漫なゴンが、こんなシビアなこと言うなんて。。

『覚悟』って、ここまで人を変えるものなのですね。
 

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カイトの死を告げられ覚醒

コムギ回復後、カイトを治してもらうためにピトーと共にしたゴンは、ピトーから正式に「カイトの死」を告げられます。

この時のゴンの混乱っぷりは凄まじいものがありました。

カイトの死を告げられた後のゴンの頭の中
HUNTER×HUNTER 29巻 88,89ページ

 
このページ、どこから順に読んでよいかも分からないですし、
文字の大きさもバラバラ、
言葉同士が繋がっていたり繋がっていなかったり。

まとめると、(まとめてよいものか分かりませんが)

カイトが死んだ?まさか?!
 ・・・でも本当らしい。
 
もしそうだとしたら
僕が殺したも同然じゃないか!
  
いや違う、あいつだ!ピトーだ!

 
といった思いが何度もぐるぐると頭の中で繰り返していたのだと思います。
 
さまざまな想いがぐちゃぐちゃになって頭の中を駆け巡る様子が、非常によく表現されていると思います。
 

こんな感じでしばらくはゴンは茫然自失としたままでしたが、カイトが本当に治せないことを理解すると全てが終わってもよい覚悟で「ルピー」に立ち向かうことになります。
 

すると突然、どういう訳かゴンは大人に変形して姿を現します。

大人に変形したゴン
HUNTER×HUNTER 29巻 112ページ

 
ここから先のゴンの強さは、ピトーを圧倒していました。

誰の手にも負えない怪物を、いともたやすく倒してしまいます。
 

・・・なぜゴンはここまで急激に強くなったのか?

最初は全く分かりませんでしたが、キルアの言葉

「どれだけの代償を払えば
 これだけのオーラを…!!」

のセリフにピンと来ました。
 

恐らく、クラピカに教わった「制約と誓約」を使ったのですね。

その内容は、

「カイトの敵、ネフェルピトーを倒すためだけに使用する。
 使用後はどんな代償も払う」

といったところだと思います。
 

それにしてもどんな形であれ、まさかゴンがあれほどの強敵「ネフェルピトー」を倒すことになるとはキメラ=アント編の冒頭では全く予想できませんでした。

人の持つ『覚悟』の大きさというものを思い知らされました。

終わりに

王直属護衛団である「ネフェルピトー」を倒すことはできましたが、復活して以前より強くなった「メルエム」がまだ残っています。

ネテロでも倒せなかったメルエムを、いったい誰が倒せるというのでしょうか?
 

死力を使い切った「ゴン」が、まだ立ち向かうというのでしょうか?

それとも業を煮やした「ジン」が助けに来てくれるとか・・・
 

キメラ=アント編は30巻までということなのに、未だに解決の糸口が見つかっていないように思います。

まさか全員死んでしまうなんてこと、無いですよね。。
 

まぁもし全員死んでしまったとしても、富樫先生だったらその後なんとかしてしまう気もするから不思議です。
 

それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。

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