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手塚治虫『火の鳥』生命編 感想 クローンとは?命とは?魂とは??

2018年5月2日

こんにちは、べっちです。

今日は、手塚治虫『火の鳥』生命編についてお話します。

クローン人間をテーマとした「生命編」を読み終え、「命」って何なんだろうととめどなく疑問が出てきました。
 

青居から生まれた数多くのクローンは、青居と全く同じ遺伝子を持つけれど、青居自身ではありません。
 

作中で青居は言います。

クローン人間はただ殺すためにつくるんですか!!
その程度のことにしか使い道がないのか!!

・・・僕は、「使い道」とかいう問題ではないと思います。
 

クローンとはいっても命はあって、一人一人別の人格が備わっているのです。

一卵性双生児の双子もDNAは一緒ですが、それぞれ別の命で、別々の人格なのと一緒です。
  

「生命編」ではフィクションとしてクローン人間が描かれていましたが、現在ではクローン牛もクローン猿も実在します。

人間のクローンが誕生するのも、技術的には可能な時代に既になっているわけです。
 

例えば僕という人間は、1979年にオリジナルな個体として産まれてきました。

でも、もしかしたら未来のクローン技術が完成した時代に誰かのクローンとして生まれてくる可能性も十分にありえます。
 

自分という人間が誰かの完全なるコピーとして作られたものだと知ったら、どんな気持ちになるでしょうか?

一卵性双生児のようなものだと思って割り切って生きていけるでしょうか?

うーんでもやはり、どうにもならない空しい気持ちを抱えて生きていくことになるのではないかと思います。
 

火の鳥「生命編」のように、単にハンターゲームの敵役として殺されるためだけに生まれたのであれば尚更ですね。

他の人と何一つ変わらない人間なのに、クローンというだけで殺されるなんてたまったものではありません。

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胎児クローンを医療用に使う?

人間のクローンも、早期胎児の状態では既に実在しています。
 
クローンの早期胎児から取り出した細胞は、さまざまな病気の治療に役立つ可能性があるそうです。
 
でも、結果としてその胎児は犠牲となってしまうとのことです。
 

犠牲となってしまった胎児クローンは、もし死ななければ産まれてきて成長し、大人になり親になり、天寿を全うする人生が待っていたかもしれません。

それを、先に生まれてきた人の都合で殺してしまってよいものなのでしょうか?
 

でも、そんなことを言ったら中絶はもちろん、体外受精もNGになってしまいますね。。
 

中絶については本当に悲しいことで、出来ればしないほうがいいに決まっているのですが、やむにやまれない事情があるからこその中絶なのでしょうし。。
 

体外受精については、体外で受精卵になった卵子のうち最も良好なものを体内に戻すのですが、他の受精卵達は全て死んでしまうことになります。

受精卵は、命を授かり立派に生きている人間の個体といってよい存在なので、これもある意味「殺人」とも取れると行為かもあしれません。

ですが、どうしても子供が欲しくて何年も人工授精を試みて頑張っている夫婦もいることを考えたら、そんなことは言ってはいけないことのような気もします。
 

・・・そう考えると、病気に苦しむ人にとって、胎児クローンがもし希望の光だとしたら、それを否定してよいものかどうか、、

正直分からなくなってきてしまいました。。
 

僕自身や愛する人が難病にかかり、生きるための唯一の選択肢が「胎児クローン」だったとしたら・・・

リアルに想像してみると、その選択肢に賭ける可能性は高いかもしれません。。
 

魂って何だろう?

クローンや命のことを考えていたら、「僕」という一人称というか、自我というか、そういうものの正体って何だろう?と、無性に気になってきました。

一言で言うと、「魂」なんでしょうけど、じゃあ「魂」って何?ってことになります。
 

おそらく「魂」は、受精卵になった時に決まったものだと思われます。
 

受精卵になるより手前の段階では、僕が僕であることは決まりようが無いと思います。

反対に、受精卵となった後は、僕が僕であることは、もうブレようが無いと思います。
 

それでは、受精卵になった瞬間に「魂」はどこからやってくるのか・・・
 

クローンや双子の例からも分かるように、「遺伝子」と「魂」はやはり別物です。

クローンや双子は遺伝子が同じですが、魂としては別々になるからです。
 

そう考えると、「父」と「母」から受け継いだものだけで「魂」が出来るというのは、ちょっと難しいのではないかなぁ、と思えます。

こちらの記事で「宇宙生命(コスモゾーン)」について触れたのですが、
↓↓
手塚治虫『火の鳥』未来編 命と宇宙と不死と核と… 盛り沢山の物語

「魂」とはやはり、一見非科学的に思えますが、宇宙全体に無尽蔵に存在するエネルギーのようなもので、受精卵になった時に入り込むんじゃないかなぁと思えてきます。
 

原始生物が地球上に初めて生まれた際にも、単なる有機物が生命に変わるときには、何かしら、僕らが「魂」と呼んでいるエネルギーが入り込んだことから始まった、、

・・・どうでしょうか?ちょっと飛躍しすぎてますかね。
 

終わりに

今日は「生命編」の内容というより、読後に僕の頭で堂々巡りしまくったた考えをそのまま書き出したような記事になってしまいました。。

今に始まったことではなく、「生命」について考え出すと止まらない体質でして。
 

さて、火の鳥も残すところあと2話となりました。

次は「異形編」です。タイトルからは中身が全く想像できないですね。
どんな話なんでしょうか・・・?

それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。

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