文鎮になった GPD Pocket の失敗談。そもそも買わなきゃ良かった
僕は無類のデジタル家電好きです。
気になる商品があると、ついつい Amazon でポチってしまいます。
良い買い物をしたと思えることも多いですが、失敗も時々します。
最近の割と高額な大失敗は、GPD Pocket です。
GPD Pocket とは、超小型(7インチ)のノートパソコンです。
買ってみたらとっても使いにくかったです。。
しかも、1ヶ月くらいで壊れてしまいました。。
今日は、そんなわけで GPD Pocket の失敗談をお話しますね。
GPD Pocket をどうして買ったのか?
僕の本業はシステムエンジニアです。
仕事内容は、プログラミングなど、システムに関わる仕事です。
仕事がプログラミングなのに、僕にはなぜか、
「趣味でもプログラミングしたい」
というマイブームがときどき襲ってきます。
少し前にも、プログラミングにハマっていたときがありました。
プログラミングって、モノ作りの要素もあり、作ったものを動かすこともできるので、とっても面白いんです。
その時も、面白くてだんだんハマっていき、中毒みたいになってきました。
そしてとうとう、家だけでなく、
「電車の中とか移動中でもプログラミングしたい!」
とまで思うようになってきたのです。
いや、うちにあるノートPCを持ち歩いても良かったのですけどね。
欲を出したのが失敗の始まりでした。
「ポケットにも入るようなパソコンがあったらもっと便利なのに」
と思ってしまったのです。
探し始めると、小さなパソコンって種類が少ないことが分かりました。
だいたい小さいものは、タブレットが多いです。
僕の場合は用途がプログラミングなので、普通の小さいパソコンに絞って探しました。
でもノートPCって、小さくても10インチくらいはあります。
10インチのノートだったら、もともと持ってます。
なので、もっと小さいやつを・・・!
がんばって、9インチを見つけました!
でも9インチだと10インチとそんなに変わらない。。
もっと探したら、なんと7インチのノートPCがありました!
そいつこそが、GPD Pocket です。
ですが、GPD Pocket の購入者のレビューを見てみると、評判はあまり良くありませんでした。
- キーボードが打ちづらい
- 画面が見づらい
- しばらくして起動しなくなった
などなど、致命的なレビューばかり。。
でも僕は、こういう時だけ妙に楽観的で、
- キーボードはきっと慣れるはず
- 画面は解像度をあげれば大丈夫
- 故障したのは外れクジをひいただけ
と前向きに捉え、結局 Amazon でポチってしまいました。。
想像以上に使いにくい GPD Pocket
GPD Pocket を使い始めてすぐに感じたことがあります。
それは、とにかくキーボードが打ちにくいこと!!
というのも、GPD Pocket のキーボードにはこんな特徴があるからです。
- キー配置が独特すぎる
- 英語配列
ちょっと見てください。このキー配置。
ぱっと見ただけじゃ分からないですよね。。
アルファベットの配置は、割と普通に見えますし。
でも、プログラミングって、記号を結構使うんです。
英語配列なことは分かっていたので覚悟はしてました。
それを差し引いても、
L の右がいきなり 「Enter」って、考えられません。
その代わりに、「6」と「7」の上に大括弧、中括弧が。。
他にも、キーボードの配置の不満はいっぱいです。
書ききれないのでこの位にしときますが。
僕はこの時痛感しました。
パソコンって、キーボードの打ちやすさ、本当に大事
ということを。
その後買ったポメラDM200のキーボードは、本当に快適です!
パソコンで一番大事なのは、機能でも性能でもなく、キーボードかもしれません。
(ちょっと言い過ぎたかもしれませんが)
なぜ僕の GPD Pocket が文鎮になったのか
僕は、 GPD Pocket のキー配列が使いにくくて我慢できませんでした。
なので、フリーソフトを使ってキーレイアウトをカスタマイズしまくったんです。
そういうところに時間をかけてしまう悪い癖があったりするのですが、それは置いといて。。
で、カスタマイズした挙げ句、今度はキートップの文字と、実際に入力される文字が異なることが気に入らなくなったのです。
それなら、キートップを交換してしまえばいいと考えました。
たとえば、「Alt」と「Win」の大きさが同じなので、取り外して、交換した位置にはめる、ということです。
しかし、これが悲劇の始まりでした。
GPD Pocket のキートップは、繊細な作りであることを知りませんでした。
外した時に、プラスチック製の小さな留め具を破損したようです。
たぶん、この作業、上手にやろうとしても無理です。
キートップを外したら、高確率で破損します。
破損したキートップは、2度とつけることは出来ません。。
そして僕がその後どうしたかですが、、
GPD Pocket のキーボード部分の修理してくれるところを探しました。
すると、需要があるんですかね。
GPD Pocket のキーボード全体を、13,000円(送料込、税込)で取り替えてくれる業者が見つかりました。
ちょっと高いけど仕方ないと思い、修理に出すことに決めました。
そして、修理に出す前に、個人情報など保存していたので、Windows 10 の初期化をしました。
が、、こんなエラーが。。。
意訳すると、
「予期せぬエラーが発生したのでインストールできませんでした。
OKを押して再起動してください」
ですね。
おもむろにOKを押したら再起動されましたが、また同じメッセージが。。
その後何回か再起動⇒エラーを繰り返した末、悟りました。
「文鎮になった」
と。。
キーボードを修理してくれる業者に頼んだら、きっと再インストールもやり直してくれたと思います。
でも、その時点でもう面倒になって、
「もういいや」
って思ってしまいました。
修理の代金のこともありますけど、
それ以上に、GPD Pocket は使いにくい。
これ以上がんばって使うのはもう止めよう。
と考え直したのです。。
つまり、買った時点で、もう勝負はついていました。。
GPD Pocket との勝負は、はじめから負けていたのです。
最後に
こんなしょうもない失敗話を最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
あなたがもし GPD Pocket を購入しようと迷っていたとしたら、特にキーボードの配置はクセが強いですから、本当に注意してくださいね!
それと、もしキートップを取り外そうと考えている人がいたら、それだけは絶対にやめてください!!
器用とか不器用とかそういう問題ではなく、そもそも取り外せない構造になってますから!
あとは、GPD Pocket の Windows 10 の初期化について、僕は失敗して文鎮化したので、こちらも注意してくださいね。
(まぁ、初期化時のエラーなら保証は効くと思いますけどね)
それでは、またお会いしましょう。