ポメラDM200 から Dropbox にアップロード機能で連携する詳細手順
以前コチラの記事で、ポメラDM200 から EVERNOTE に連携する手順について解説いたしました。
↓↓
ポメラDM200 から EVERNOTE にアップロード機能で連携する手順詳細!
今回は、「EVERNOTE」 と同様に人気の高いデータ保存サービス「Dropbox」に ポメラDM200 からアップロード機能を使って連携する方法について解説いたします。
手順の概要
まず、ざっくりイメージとしてはこんな感じです。
ポメラDM200
↓
↓ アップロード
↓ (Gmailアカウントを使用)
↓
Zapier Email にメールが届く
↓
↓ Zapier がメールを拾って
↓ Dropbox に投げる
↓
Dropbox にファイルが作成される
↑ の流れの中に出てくる「Zapier」とは、サービス間の橋渡しをしてくれるようなサービスで、無料のプランでも十分実用的なサービスです。
類似のサービスで IFTTT などもありますが、IFTTT の場合には反映されるのに最大15分かかるのに対し、Zapier ならすぐに反映される のが素晴らしい点です。
今回の例では、Zapier Email がメールを受け取ったら Dropbox にファイルを自動作成するように設定します。
(作成されるファイルは、メールの件名がファイル名、メールの本文がファイルの中身となります)
手順の流れとしては、
- 「Zapier」と「Zapier Email」の初期設定
- 「Zapier」での Dropbox ファイル作成設定
- ポメラDM200 からのアップロード
となります。
このうち、(1) (2) については少し手間はかかりますが、最初に一回だけとなります。
(3) は、ポメラから連携したいタイミングで毎回実施することになります。
それでは、実際にやってみましょう。
(1) 「Zapier」と「Zapier Email」の初期設定
Zapierのアカウントを作成します。
↓↓
名前、メールアドレス、パスワードを入れて「Sign Up」を押します。
※ここで入れたパスワードは、次回以降のログイン必要になります。
Zapierのダッシュボードが表示されます。
右上の鐘のアイコンをクリックします。
お知らせの画面が開きます。
ここではメールアドレスの確認をします。
Confirm My Email ボタンを押下します。
登録したメールアドレス宛てに、メールが届きます。
(下記は Gmail の画面です)
「Confirm Your Email Address」ボタンを押下します。
これでメールアドレスの確認ができました。
Zapier の設定画面が表示されます。
Menu をクリックし、
「Make a Zap!」ボタンを押下します。
トリガーとなるアプリケーションを選択する画面が表示されます。
「Email Parser」を選択します。
(後ほど出てくる「Zapier Email」で受信されたメールが「Email Parser」で抽出され、Dropbox にファイルが作成されます。)
アプリケーションの中から、どの機能を使うかを選択する画面が表示されます。
「New Email」を選択します。
「Zapier Email」でメールが新しく受信した時に動作するタスクです。
「Save + Continue」を押下します。
「Zapier Email」のアカウントに接続する画面が表示されます。
「Connect an Account」を押下します。
Zapier Email のサイトが表示されます。
「Log in with your Zapier account」ボタンを押下します。
「Zapier」 と 「Zapier Email」の接続のための画面が表示されます。
「Authorize」ボタンを押下します。
「Zapier」 から「Zapier Email」に接続してよいか確認の画面です。
「Authorize」ボタンを押下します。
「Zapier」側に、「Zapier Email Parser」が表示されるようになりました。
「Test」ボタンを押下します。
成功すると、「Success!」の表示に切り替わります。
「Save + Continue」ボタンを押下します。
「Zapier Email」のメールボックスを選択する画面が開きます。
「https://parser.zapier.com/」のリンクをクリックします。
「Zapier Email」のサイトが開きます。
「Mailboxes」のリンクをクリックします。
メールボックスの一覧が表示されます。
(メールボックスが存在しない場合には、下記のように「No mailboxes ~」が表示されます。)
「Create Mailbox」ボタンを押下します。
初めてのメール送信を促す画面が表示されます。
お使いのメーラを開き、Zapier Email に表示されていたメールアドレスにテストメールを出します。
(こちらはGmailでの例です)
「Zapier Email」側でメールの受信が確認されると、メール解析のルールを編集する画面が表示されます。
今回は特になにもいじる必要はありません。
下の方にスクロールします。
「Save Address and Template」ボタンを押下します。
すると、下記のようにメールボックスが出来上がります。
引き続き、「Zapier」側の画面を表示します。
「Mailbox」のプルダウンを選択し、作成したメールボックスを選択してください。
「Continue」ボタンを押下します。
「Fetch & Continue」ボタンを押下します。
テスト成功の画面が表示されます。
「Continue」ボタンを押下します。
(2) 「Zapier」の Dropbox ファイル作成設定
続けて、連携先のアプリを選択する画面が開きます。
「Dropbox」を選択します。
Dropbox に対して何をしたいかを選択する画面が開きます。
「Create Note」を選択します。
「Save + Continue」ボタンを押下します。
Dropbox アカウントとの接続用の画面が開きます。
「Connect an Account」ボタンを押下します。
Dropbox 側のサイトが開きます。
Dropbox のアカウント情報を入力し、「ログイン」を押下します。
認証アプリにより生成されたコードを入力する画面が開きます。
認証アプリをお使いの場合には、認証アプリでコードを生成して「入力」を押してください。
上記の例では、コードが取得できなかったので「コードが取得できない場合」をクリックしています。
通知を使用してログインする方法もあります。
しかし、僕は登録している端末が以前使っていた端末のものだったため、この方法ではうまくいきませんでした。
予備として登録しておいた電話番号に、認証用のコードを SMS で送信する方法もあります。
「予備の電話番号を使用してログイン」の画面が開きます。
「予備の電話番号に SMS を送信」ボタンを押下してください。
Dropbox の 2段階認証コードを入力する画面が開きます。
コードを入力し、「入力」ボタンを押下します。
Zapier 側に、「Dropbox」アカウントが表示されるようになりました。
「Test」ボタンを押下します。
「Success」に切り替わりました。
「Save + Continue」ボタンを押下します。
次に、Dropbox の Folder のプルダウンを設定します。
保存先としたいフォルダを選択します。
Dropbox に作成するファイル名を設定します。
「Email Subject」を選択してください。
これは、ポメラでアップロードする文章のファイル名です。
Dropbox のファイルの中身を設定します。
「Email Body Plain」を選択してください。
これは、ポメラでアップロードする文章の本文です。
「Continue」を押下します。
設定の確認画面が開きます。
下にスクロールします。
「Send Test To Dropbox」ボタンを押下します。
すると、PC の Dropbox/Work フォルダに、先ほど Zapier Email に送信したテストメールの件名でファイルが作成されています。
ファイルを開くと、メールの本文がファイルの中身になっています。
「Finish」ボタンを押下します。
設定を有効化します。
これで、Zapier 側の設定は完了です。
さぁ、初期設定が終わったので早速ポメラからアップロードしてみましょう。
(3) ポメラDM200 からのアップロード
まず、ポメラDM200 で「アップロード」機能を呼び出します。
アップロードの画面が表示されます。
ネットワーク欄で Enter を押下します。
付近の Wi-Fi ネットワークが表示されます。
選択し、必要に応じてパスワードも入力してください。
次にメールアカウントを設定します。
アカウント欄で Enter を押下します。
今回はGmailを選択します。
Gmail のメールアドレスとパスワードを入力します。
Google で2段階認証を設定している場合は、
パスワードはログイン時のパスワードではなく、
「アプリパスワード」を設定する必要があります。
Google の2段階認証とアプリパスワードについては、下記の記事で解説しましたので参照ください。
↓↓
Googleの2段階認証と、アプリ パスワード生成手順 画像付き
次に宛先を設定します。
下記の例では1件登録されていますが、初回は表示されていません。
「F1」で新規作成します。
前半に出てきた Zapier Email のメールアドレスを入力してください。
一件宛先が追加されました。
Enter で決定します。
さあ、設定が終わりました。いよいよアップロードです。
「開 始」の欄で「Enter」を押下します。
アカウントに接続し、
アップロードが開始され、
アップロードが完了しました!
さて、Windows で DropBox/Work フォルダを確認してみます。
確かに、アップロードした記事が作成されていますね!
終わりに
設定お疲れ様でした。
僕は Dropbox の認証のところで少しつまづきましたが、あなたはうまくいきましたでしょうか?
今回お話した方法を使えば、ポメラからアップロードしたファイルをすぐにパソコンで編集できるようになるので、とても便利です!
逆に、パソコンからポメラにファイルを送信したい場合については、下記に手順をまとめましたのでよろしければ参考にしてみてくださいね。
↓↓
ポメラSyncでのWindows⇔DM200 ファイル送受信手順 – Gmail経由
上記の記事では「ポメラSync」で双方向の連携手順を解説していますが、ポメラ⇒Windows の方向の連携は「ポメラSync」はオススメできません。
ポメラSync は僕の環境だけかどうか分かりませんが、どうも通信が安定せず、時間がかかるんですよね。。
なので、ポメラ⇒Windows の方向の連携は、今回解説しました「アップロード機能」での Dropbox への連携の方が素早くできて動作も安定しています。
Window⇒ポメラ の方向の連携は、不安定でスピードも遅いですが、「ポメラSync」しか選択肢がないのがツラいところです。。
それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
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