ポメラDM200のネットワーク機能でWindowsとやりとりする方法まとめ
こんにちは、べっちです。
このブログでは今まで、ポメラDM200 のネットワーク機能「アップロード」と「ポメラSync」 について、便利に使う方法をお伝えしてきました。
今日はその中でも、ポメラDM200 ⇔ Windows パソコン 間のファイル送受信に絞った、「アップロード」と「ポメラSync」についての特集記事となります。
ポメラDM200 からメール送信できる「アップロード」機能で Windows にファイルを送れる
ポメラDM200 には、メールを送信できる機能が備わっていて、メール送信の機能なのに何故か「アップロード」という機能名になっています。
「アップロード」機能単体では、単にメール送信するだけなので Windows にファイルそのものを送ることはできません。
しかし、受信されたメールの内容を抽出して他のサービスに連携することができるサービス「Zapier」を使うことにより、この問題は解決します。
(Zapier とは、各種サービス間の橋渡しとなるようなサービスで、無料でも使えます。)
具体的には、Zapier Email がメールを受信したら、Dropbox に連携するよう設定することで実現できます。
イメージとしてはこんな感じです。
ポメラDM200
↓
↓ アップロード(メール送信)
↓
Zapier Email
↓
↓ Zapier がメールを解析して投稿
↓
Dropbox
↓
↓ Dropbox の同期機能
↓
Windows パソコン
詳細な手順を下記の記事で詳しく解説しましたので、よろしければご参照ください。
↓↓
ポメラDM200 から Dropbox にアップロード機能で連携する詳細手順
この機能を使えば、ポメラDM200 から「アップロード」を実施し始めてから 30秒程度で Windows 側にファイルを受信することができてとても便利です。
(「アップロード」自体にかかる時間は、ネットワーク接続に 15秒、アップロードに 7秒 程度です。)
また、Zapier では Dropbox 以外にも、EVERNOTE や WordPress との連携もできます。
こちらについても、下記の記事で詳しく解説しましたので、よろしければご覧ください。
↓↓
・DM200 ⇒ EVERNOTE
ポメラDM200 から EVERNOTE にアップロード機能で連携する手順詳細!
・DM200 ⇒ WordPress
ポメラ DM200 アップロード機能でWordPressに下書き投稿が可能!
ポメラSync での Windows と双方向通信
ポメラDM200 には「アップロード」の他に、「ポメラSync」というネットワーク機能が備わっています。
「ポメラSync」とは、
- ポメラの「pomera_sync」フォルダ内のファイル
- Gmail の「Notes/pomera_sync」フォルダ(=ラベル)内のファイル
を双方向に同期する機能です。
ただ、これだけだと Gmail ⇔ ポメラ 間のやりとりになり、Gmail で受信されたメールの扱いなのでパソコンで自由に編集もできません。
ですが、この問題を解決してくれる Windows のフリーソフト「pomi」と、「PomeraDrops」が存在します。
これらのフリーソフトを使うと、Gmail の「Notes/pomera_sync」と Windows パソコン間で、ファイルがやりとりができるようになるのです!
イメージとしてはこんな感じです。
ポメラDM200
↑
| 「ポメラSync」
↓
Gmail の 「Notes/pomera_sync」ラベル
↑
| 「pomi」
| 「PomeraDrops」
↓
Windows パソコン
「pomi」とは、Windows ⇔ Gmail の 「Notes/pomera_sync」ラベル 間でファイルのやりとりができる、コマンドラインベースで使うツールです。
↓↓
pomi
「PomeraDrops」とは、コマンドラインで少し敷居の高い「pomi」を、マウスで簡単に操作できるようにしたツールです。
↓↓
PomeraDrops
ポメラSyncの難点
pomi と PomeraDrops のおかげで Windowsとのファイルやりとりができるようになり、ポメラSync は一気に実用的な機能になりました。
しかし、ポメラSync は以下の点がとっても使いにくいのが難点です。
- 時間がかかる。
・ネットワーク接続に20秒くらい
・ファイル同期に1分くらい - ファイル同期の動作が安定せず、頻繁にエラーが発生する
つまり、ファイル同期に1分くらい待たされた結果エラーが発生すると、何回もやり直すことになるのです。
でも、Windows ⇒ ポメラ 方向の連携 は、ネットワーク経由では「ポメラSync」しかないので、いつも僕は失敗する度に何回もしつこく繰り返しています。
逆に、ポメラ ⇒ Windows 方向の連携 については、「アップロード機能」の方が断然安定していて早いので、いつも僕はアップロード機能を使っています。
ポメラSyncを使った ポメラDM200 ⇔ Windows の双方向のやりとりの手順は、下記の記事で詳しく解説しましたので、参考にしてみてくださいね。
↓↓
ポメラSyncでのWindows⇔DM200 ファイル送受信手順 – Gmail経由
まとめ
「アップロード」と「ポメラSync」のそれぞれの特徴について、表形式でまとめました。
アップロード | ポメラSync | |
---|---|---|
スピード | ○(速い) | ×(遅い) |
安定性 | ○(エラーは少ない) | ×(エラー多発) |
ポメラDM200 ⇒ Windows | ○ | ○ |
Windows ⇒ ポメラDM200 | × | ○ |
次期ポメラ(DM300?)がもしあるとすれば、「アップロード」と「ポメラSync」のそれぞれのイイ所取りのような機能を搭載したマシンになるといいなぁ。
まぁ、もしそうでないとしても、発売されたら即買いしてしまいそうな気もしますが。。
それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
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