ポメラ新機種DM30 2018年6月8日に発売決定!特徴やDM200との違いは?

こんにちは、べっちです。

僕が愛用しているポメラに、新機種が発表のニュースが飛び込んできました。
その名も「ポメラDM30」です。
 

※この記事を開いてくださった方にはご存知かと思いますが念のため、ポメラとは、文書を入力するための電化製品で、一昔前に「ワープロ」と呼ばれていた製品に近いものとなります。

文書の入力に特化したパソコン、というイメージの製品になります。

「DM200」の次の機種が「DM30」の理由

僕が使っているのは「DM200」 ですが、今度発売される機種は 「DM30」 です。

DM200 の次に DM30 だと、ゼロが一つ足りない気もしますが、この名前の由来は間違いなく「DM30」の形状にあります。

というのも、DM30はこんな風にキーボードが折りたたみ式になっています。

ポメラDM30は折りたたみ式
出典:KING JIM ポメラ DM30 商品ページ

実はポメラは2008年に最初の機種「DM10」が発売されたのですが、この時もキーボード折りたたみ式です。

以来ポメラは、

  • 2008年 DM10
  • 2009年 DM20
  • 2010年 DM20Y、DM11G (限定コラボモデル)
  • 2010年 DM5 (DM10の廉価版)
  • 2013年 DM25

とキーボード折りたたみ式が発売されていていたのです。
 

それに対し、キーボード折り畳み式でないポメラは以下の機種です。

  • 2011年 DM100
  • 2016年 DM200(現行最新機種)

↓ 僕が愛用しているDM200です。

ポメラDM30は折りたたみ式
出典:KING JIM ポメラ DM200 商品ページ

つまり、今回はキーボード折り畳み式という意味で、「DM10」系統の最新モデル「DM25」の後継機種という位置づけで「DM30」となった、ということなのですね。

折りたたみ式って実際使いやすいのか?

キーボードが折りたためるということは、外出時にバッグにしまう時にはコンパクトになる、という利点があります。

ですが気になるのは、使用時にキーボードを開いた時の安定性です。
 

公式サイトの説明を見ると、キーボードが開く時には自動的にキーフットが開くので、使用時にはキーボードは真っ直ぐな状態になることまでは分かりました。

しかし、この真っ直ぐになるというのは、机の上など水平で安定した物の上で作業する時に限った話なのではないでしょうか?

僕の場合、電車の中で執筆したりもするので、膝の上での使用で安定してタイピングできないと困るのですが。。
 

それともう一つ気になることとしては、折りたたんだ時の分厚さです。

DM30の外形寸法は、下記のとおりとなります。

横15.6cm × 奥行 12.6cm × 厚さ3.3cm(折りたたみ時)
横28.6cm × 奥行 13.1 cm(使用時)

 
・・・厚さ3.3cmって、相当分厚いですね。。

バッグに入れても結構かさばる気がしています。

シリーズ初の電子ペーパー

DM30の目玉といえば、シリーズ初の「電子ペーパー」採用です。

電子ペーパーは、まるで印刷物のように見やすくて目に優しいという利点があります。

今までのDM200も十分見やすいと思うのですが、目に優しいというのは長時間文章を書く際にはやはりうれしいですね。
 

また、電子ペーパーは非常に省電力で、

・単に表示しているだけの状態では一切電力を消費せず
・画面再描画の際に、微量の電力を消費する

という特徴があります。

待機電力ゼロということは、もしかしたらDM30には電源OFFという概念が存在せず、キーボードを開けたらすぐに使い始められるかもしれませんね。

僕が今使っているDM200は、起動に少し時間がかかる(それでも10秒以内ですが)ので、開けたらすぐ使えたらいいなぁ、とずっと思っていました。
 

ちょっと心配になったのは、電子ペーパーの弱点とも言える「画面描画の遅さ」です。

(正確には、画面描画が遅いのは
 「電気泳動方式」の電子ペーパーで、
 DM30ではこの方式が使われます)

もし文字を打った時に文字が遅れて表示されるのであれば、ちょっと使いにくいのではないかな?という気もします。

Youtubeの公式ページに、デモンストレーションがありました。

この動画では実際にタイピングしているわけでは無いので正確には分かりませんが、ある程度のスピードでタイピングすることがが可能であることは伝わります。

とはいえやはり「電子ペーパー」ですから、タイピング時の文字描画については多少のモタツキはあるかもしれませんね。

この辺りは、店頭に実機が並んだら試してみたり、発売後のレビューで評判はどうかを確認してみるのが良いと思います。

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漢字変換が DM200 よりも劣る

現行最新機種の DM200 は、
「Atok for pomera [professional]」
で、パソコンと同等の漢字変換機能が実現されていました。

しかし、今回 DM30 に搭載される漢字変換は、
「Atok for pomera」です。

[professional] が付かない事に要注意です。
 

DM200 よりも以前の機種では「Atok for pomera」となっていて漢字変換機能はかなり酷かったという話ですので、この辺りも購入にあたっては要注意ですね。
 
それでも以前の「Atok for pomera」よりも変換精度はアップしているという話ですが、実際のところはどうなのか、発売後のユーザ評価を待った方がよさそうです。

ネットワーク機能が無いのはFlashAirでカバー

DM30 は、DM200には付いていた Wi-Fi 機能は付いていません。

なので、DM30標準の状態ではネットワークでのファイルやり取りが出来ない、という難点があります。
 

でも、公式ページにもあったのですが、Wi-Fi機能付きのSDカード、東芝「FlashAir」を使うことでこの問題は解決するとのことです。

実は2011年の機種 DM100 でも同じく「FlashAir」が使えるので、DM100ユーザの方々が何年かかけて「FlashAir」を使い倒し、例えばファイル編集時には DropBox に自動アップロードするなど裏技的な使い方を開拓してきた歴史があるようです。

DM30 でも引き続き、積み上げてきた裏技の恩恵にあやかれるとよいですね。

DM30には2ファイル同時編集機能が付いて無さそう。

僕がポメラDM200を使っていて気にっている点の一つには、下記のように画面を分割して2ファイルを同時に編集できる点があります。(『比較』機能といいます)

比較先が分割されて表示

右側に雑多なメモをドンドン書きながら、左側に清書していく、というやり方で効率良く文章が書けていたのですが、新機種のDM30には残念ながらこの『比較』機能がありません。
 

ユーザからの評価の良かった『アウトライン』についてはDM200からDM30に引き継がれたのですが、2ファイル同時編集できる『比較』機能についてはそれほど需要が無かったのかもしれませんね。

まとめ

それでは、現行最新機種ポメラDM200と、6/8発売のDM30 の違いをまとめます。

ポメラDM200 ポメラDM30
『アウトライン』機能 あり あり
2ファイル
同時編集機能
(=『比較』機能)
あり 無し
スクリーン 液晶
(見やすい)
電子ペーパー
(超見やすい!
 目が疲れない!)
画面サイズ 7インチ 6インチ
バックライト あり 無し
(真っ暗な場所
 でなければ
 問題なさそう)
Atok for pomera
[professional]
professional
(PCと同等)
通常版
(professional
 より劣る)
キーボード安定性 机だと○だが、
膝の上だと・・・?
Wi-Fi あり 無し
(FlashAirで
 代替可能)
打鍵時の
文字の遅れ
無し 少しモタツキそう?
サイズ 横26.3cm ×
奥行 12.0cm ×
厚さ1.8cm
【折りたたみ時】
横15.6cm ×
奥行 12.6cm ×
厚さ3.3cm
※分厚い!!

【使用時】
横28.6cm ×
奥行 13.1 cm

重さ 580g 450g
電源 内臓リチウムイオン
バッテリー
(18時間)
単3乾電池二本
(20時間)
linux化 可能 不可能

さて、僕は買おうかなぁ、どうしようかなぁ。

待望のポメラ新機種なのでどうしても欲しくなってしまいますが、現にDM200があるので、今回は衝動買いしたりせずちゃんと考えてから買おうと思っています。
 

と言いつつ、気づけばAmazonでポチってそうです。。
 

それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。

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