ポメラSyncでのWindows⇔DM200 ファイル送受信手順 – Gmail経由

2018年3月30日

このページでは、ポメラSyncでWindows のパソコンと POMERA DM200 で、ファイルをやりとりする手順を解説します。

画像付きでできるだけ詳しく解説しますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

以下の流れで順に設定していきます。

  • (1) 事前準備
     (1)-1. Googleへの「Notes」/「pomera_sync」ラベル設定
     (1)-2. pomi のダウンロードと設定
     (1)-3. PomeraDorops のダウンロードと設定
     
  • (2) Windows から ポメラへのファイルの送信
     (2)-1. PomeraDrops で Windows からファイルを送信
     (2)-2.「ポメラSync」を行い、POMERAにファイルを受信
     
  • (3) ポメラから Windows へのファイルの送信
     (3)-1. ポメラにファイルを準備し「ポメラSync」を実施
     (3)-2. PomeraDrops で Windows にファイル受信

(1) 事前準備

(1)-1. Googleへの「Notes」/「pomera_sync」ラベル設定

まず、Gmailの画面を開きます。

右上の方の歯車マークから、「設定」を選択します。

Gmailの設定画面が表示されます。

「ラベル」をクリックします。

ラベルの設定画面が表示されます。

「新しいラベルを作成」をクリックします。

ラベル作成用のダイアログが表示されます。

Notes と入力し、「OK」をクリックします。

「Notes」ラベルが作成されました。

もう一度、「新しいラベルを作成」をクリックします。

ラベル作成用のダイアログが表示されます。

pomera_syncと入力し、次のラベルの下位にネスト をチェックします。

プルダウンの表示が、「親を選択してください…」に切り替わります。

プルダウンをクリックします。

プルダウンの中から「Notes」が選択できる状態になります。

Notes を選択し、「作成」をクリックします。

Notes のラベル配下に、pomera_sync のラベルが出来上がりました。

これで、Gmailへのラベル設定の手順は完了です。
 
 

(1)-2. pomi のダウンロードと設定

下記のページから、pomiをダウンロードします。
pomi ダウンロードのページ

64bitのWindowsの場合、「pomi_windows_amd64.zip」をダウンロードします。

32bitのWindowsの場合、「pomi_windows_386.zip」をダウンロードします。

ダウンロードして解凍すると、下記のファイルが出てきます。

この中から、「pomi_sample.toml」ファイルを選択します。

ファイル名を、pomi.toml に変更します。

ファイル名を変更したら、テキストエディタで「pomi.toml」を開きます。

例として、メモ帳で開いた状態です。

User = “hogehoge@gmail.com”
の部分を、ご自身のGmailアドレスに変更します。

次に、パスワードを修正します。

パスワードは、Gmailのログインパスワードではなく、Googleの「アプリ パスワード」を使います。

Googleの「アプリ パスワード」の生成については、下記の手順を実施してください。
↓↓
Googleの2段階認証と、アプリ パスワード生成手順 画像付き

(2段階認証と、アプリ パスワードの両方の設定が必要です。

パスワードを修正したら、保存して閉じてください。

 
 

(1)-3. PomeraDorops のダウンロードと設定

次に、下記のサイトから PomeraDrops をダウンロードします。
↓↓
Windows用ポメラSyncツール『PomeraDrops』公開 #DM200

PomeraDrops.zip をダウンロードしてください。

ダウンロードして解凍すると、下記が出てきます。

これらを、先ほどの「pomi」のフォルダに上書きコピーします。

コピーされた後の状態です。

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(2) Windows から ポメラへのファイルの送信

いよいよ、Windows から ポメラに、ファイルを送信する手順を解説します。

流れとしては、下記のとおりになります。

  1. PomeraDrops で Windows からファイルを送信
  2. 「ポメラSync」を行い、POMERAにファイルを受信

それではやってみましょう。

(2)-1. PomeraDrops で Windows からファイルを送信

PomeraDropsを起動します。

PomeraDrops.exe をダブルクリックします。

(Windowsの警告が出たら、実行を選択してください。)

PomeraDrops が起動された状態です。

「ポメラへ送る(送信)」をクリックしてください。

「ポメラへ送るテキストファイルをドロップしてください。」の画面が表示されます。

なんでもいいので、テキストファイルをマウスでドラッグしてください。

今回は、この「メモ.txt」を送ってみますね。

入力欄にパスが表示されたら、「OK」をクリックしてください。

この時、ウィルスチェックツールに、「pomi.exe」がマルウェアと誤検知される可能性があります。

その時には、ウィルスチェックツール側に、「pomi.exe」を安全なプログラムとして設定してください。

そうすれば、2回目以降はウィルスチェックに検知されず、すんなりと処理されます。
 
完了のダイアログが表示されます。

 

それでは、Gmail に「メモ.txt」が送信されているか確認してみましょう。

まずは、Gmailを開きます。

検索欄に、label:notes-pomera_sync と入れて検索してみてください。

そうすると、Gmailの「Notes」-「pomera_sync」のフォルダに、「メモ」が出来上がっています。

(2)-2.「ポメラSync」を行い、POMERAにファイルを受信

次にポメラを起動し、ポメラSyncを実施します。

「Menu」キーを押下 ⇒ ツール の「ポメラSync」を選択してください。

「ポメラSync」の画面が表示されます。

ネットワーク欄で「Enter」を押します。

※ 起動後の2回目以降は、ネットワークは選択された状態になっています。

無線LANのアクセスポイントの一覧が表示されます。

使用するアクセスポイントを選択して「Enter」を押します。

ポメラSync の画面が再度表示されます。

アカウント欄で「Enter」を押します。

※ 2回目以降は、アカウントは設定された状態になっています。

Gmailアカウントの入力画面が表示されます。

※ ここで設定するパスワードは、Googleアカウントのログインパスワードではありません。

下記の手順で「アプリ パスワード」を払い出し、払い出された「アプリ パスワード」を入力する必要があります。
↓↓
Googleの2段階認証と、アプリ パスワード生成手順 画像付き

※2段階認証の設定はもう済んでいるので、アプリ パスワードの発行のみ実施してください。


Googleのメールアドレスとパスワードを入力したら、「Enter」を押下します。

ポメラSync の画面が再度表示されます。

「開 始」を選択し、「Enter」を押下してください。

アカウント接続中のダイアログが表示されます。

ポメラSync中の表示に切り替わります。

完了の表示に切り替わります。

 

それでは、実際にポメラで受信できたか確かめてみましょう。

pomera_sync フォルダに、「メモ」ファイルが受信されています。

開いてみると・・・

確かにWindowsで送信したファイルと同じですね!受信成功です。

(3) ポメラから Windows へのファイルの送信

ポメラSyncでPOMERAからWindowsにファイルを送信するには、

  1. ポメラにファイルを準備し、「ポメラSync」を実施
  2. PomeraDrops で Windows にファイル受信

の流れとなります。

それでは、実際にやってみましょう。

(3)-1. ポメラにファイルを準備し「ポメラSync」を実施

まず、ポメラ側で、pomera_sync フォルダにファイルを準備してください。

今回は例として、「あああああ」という名前のファイルを「pomera_sync」フォルダに作成します。

ファイルの中身はこんな感じにしました。

その後、「ポメラSync」を実施します。

「ポメラSync」の手順は、Windowsからポメラにファイルを移すときと同じなので、詳細は割愛します。
 

ポメラSync を実施すると、Gmailの「Notes」/ 「pomera_sync」ラベル内に、「あああああ」が受信されています。

(3)-2. PomeraDrops で Windows にファイル受信

さあ、それでは Windows でファイルを受信してみましょう。

PomeraDrops.exe を起動します。

「パソコンに保存(受信)」をクリックしてください。

そうすると、「pomera_sync」フォルダに、「あああああ.txt」が、

ありませんね。。
 

「メモ.txt」はありますが、こちらはWindowsからポメラに送信した時のファイルです。

ポメラから送信したのは「あああああ.txt」なので、こちらのファイルがないと失敗です。
 

もし、ファイルが受信できていたら、ここで手順はおしまいです。 

しかし、僕の環境では受信できませんでした。 
  
 

・・・でも、ここであきらめるわけにはいきません。
 
 

仕方がないので、コマンドラインで「pomi.exe」を直接起動してみることにしましょう。

pome.exe のあるフォルダで、Shift を押しながら右クリックし、「コマンド ウィンドウをここで開く」を選択します。

コマンドプロンプトが表示されます。

pomi get --all

とタイピングして、Enterを押してください。

すると、今度は「pomera_sync」フォルダに、「あああああ.txt」が出来上がっています。

中身を見てみると・・・

確かに、POMERAで作成した「あああああ.txt」の中身になっていますね!受信成功です。

あ~、、良かった。。
 

やってみた感想

Windows から ポメラへの送信については、確かに便利です。

というより、ネットワーク経由でWindowsからポメラに送信する方法は、「ポメラSync」を使ったこの方法しかありません。
 

反対に、ポメラから Windows に「ポメラSync」で送信する方法は、僕は使わないと思います。

どうしてかというと、「ポメラSync」よりも「アップロード」の方が圧倒的に便利だからです。
 

「アップロード」が便利なのは、まずスピードが速い点です。

試したところ、「ポメラSync」だと24秒かかったところ、「アップロード」では7秒 でした。

(別途ネットワーク接続に15秒~20秒くらいかかってしまうのは、「ポメラSync」も「アップロード」も同じくネックなのですが。。)
 

さらに、「アップロード」だと、「Zapier」などのサービスを使えば、使い方の幅が非常に広がります。

例えば、WordPressへの投稿、DropBox や EverNoteへの保存が、POMERAから直接出来てしまうのです。

このブログでは、例として「Zapier」を使ってPOMERAからWordPressに直接投稿する方法を解説しています。
↓↓
POMERAのアップロード機能でWordPressに投稿する手順
 

なので、

・どうしてもパソコンからPOMERAに文章を送りたいときには「ポメラSync」を使う。

・ポメラからファイルを取り出したいときは「アップロード」を使う。

というふうに使い分けるのが現実的かな?と僕は思います。

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