ポメラSyncでのWindows⇔DM200 ファイル送受信手順 – Gmail経由
このページでは、ポメラSyncでWindows のパソコンと POMERA DM200 で、ファイルをやりとりする手順を解説します。
画像付きでできるだけ詳しく解説しますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
以下の流れで順に設定していきます。
- (1) 事前準備
(1)-1. Googleへの「Notes」/「pomera_sync」ラベル設定
(1)-2. pomi のダウンロードと設定
(1)-3. PomeraDorops のダウンロードと設定
- (2) Windows から ポメラへのファイルの送信
(2)-1. PomeraDrops で Windows からファイルを送信
(2)-2.「ポメラSync」を行い、POMERAにファイルを受信
- (3) ポメラから Windows へのファイルの送信
(3)-1. ポメラにファイルを準備し「ポメラSync」を実施
(3)-2. PomeraDrops で Windows にファイル受信
(1) 事前準備
(1)-1. Googleへの「Notes」/「pomera_sync」ラベル設定
まず、Gmailの画面を開きます。
右上の方の歯車マークから、「設定」を選択します。
Gmailの設定画面が表示されます。
「ラベル」をクリックします。
ラベルの設定画面が表示されます。
「新しいラベルを作成」をクリックします。
ラベル作成用のダイアログが表示されます。
Notes と入力し、「OK」をクリックします。
「Notes」ラベルが作成されました。
もう一度、「新しいラベルを作成」をクリックします。
ラベル作成用のダイアログが表示されます。
pomera_syncと入力し、次のラベルの下位にネスト をチェックします。
プルダウンの表示が、「親を選択してください…」に切り替わります。
プルダウンをクリックします。
プルダウンの中から「Notes」が選択できる状態になります。
Notes を選択し、「作成」をクリックします。
Notes のラベル配下に、pomera_sync のラベルが出来上がりました。
これで、Gmailへのラベル設定の手順は完了です。
(1)-2. pomi のダウンロードと設定
下記のページから、pomiをダウンロードします。
pomi ダウンロードのページ
64bitのWindowsの場合、「pomi_windows_amd64.zip」をダウンロードします。
32bitのWindowsの場合、「pomi_windows_386.zip」をダウンロードします。
ダウンロードして解凍すると、下記のファイルが出てきます。
この中から、「pomi_sample.toml」ファイルを選択します。
ファイル名を、pomi.toml に変更します。
ファイル名を変更したら、テキストエディタで「pomi.toml」を開きます。
例として、メモ帳で開いた状態です。
User = “hogehoge@gmail.com”
の部分を、ご自身のGmailアドレスに変更します。
次に、パスワードを修正します。
パスワードは、Gmailのログインパスワードではなく、Googleの「アプリ パスワード」を使います。
Googleの「アプリ パスワード」の生成については、下記の手順を実施してください。
↓↓
Googleの2段階認証と、アプリ パスワード生成手順 画像付き
(2段階認証と、アプリ パスワードの両方の設定が必要です。
パスワードを修正したら、保存して閉じてください。
(1)-3. PomeraDorops のダウンロードと設定
次に、下記のサイトから PomeraDrops をダウンロードします。
↓↓
Windows用ポメラSyncツール『PomeraDrops』公開 #DM200
PomeraDrops.zip をダウンロードしてください。
ダウンロードして解凍すると、下記が出てきます。
これらを、先ほどの「pomi」のフォルダに上書きコピーします。
コピーされた後の状態です。
(2) Windows から ポメラへのファイルの送信
いよいよ、Windows から ポメラに、ファイルを送信する手順を解説します。
流れとしては、下記のとおりになります。
- PomeraDrops で Windows からファイルを送信
- 「ポメラSync」を行い、POMERAにファイルを受信
それではやってみましょう。
(2)-1. PomeraDrops で Windows からファイルを送信
PomeraDropsを起動します。
PomeraDrops.exe をダブルクリックします。
(Windowsの警告が出たら、実行を選択してください。)
PomeraDrops が起動された状態です。
「ポメラへ送る(送信)」をクリックしてください。
「ポメラへ送るテキストファイルをドロップしてください。」の画面が表示されます。
なんでもいいので、テキストファイルをマウスでドラッグしてください。
今回は、この「メモ.txt」を送ってみますね。
入力欄にパスが表示されたら、「OK」をクリックしてください。
この時、ウィルスチェックツールに、「pomi.exe」がマルウェアと誤検知される可能性があります。
その時には、ウィルスチェックツール側に、「pomi.exe」を安全なプログラムとして設定してください。
そうすれば、2回目以降はウィルスチェックに検知されず、すんなりと処理されます。
完了のダイアログが表示されます。
それでは、Gmail に「メモ.txt」が送信されているか確認してみましょう。
まずは、Gmailを開きます。
検索欄に、label:notes-pomera_sync と入れて検索してみてください。
そうすると、Gmailの「Notes」-「pomera_sync」のフォルダに、「メモ」が出来上がっています。
(2)-2.「ポメラSync」を行い、POMERAにファイルを受信
次にポメラを起動し、ポメラSyncを実施します。
「Menu」キーを押下 ⇒ ツール の「ポメラSync」を選択してください。
「ポメラSync」の画面が表示されます。
ネットワーク欄で「Enter」を押します。
※ 起動後の2回目以降は、ネットワークは選択された状態になっています。
無線LANのアクセスポイントの一覧が表示されます。
使用するアクセスポイントを選択して「Enter」を押します。
ポメラSync の画面が再度表示されます。
アカウント欄で「Enter」を押します。
※ 2回目以降は、アカウントは設定された状態になっています。
Gmailアカウントの入力画面が表示されます。
※ ここで設定するパスワードは、Googleアカウントのログインパスワードではありません。
下記の手順で「アプリ パスワード」を払い出し、払い出された「アプリ パスワード」を入力する必要があります。
↓↓
Googleの2段階認証と、アプリ パスワード生成手順 画像付き
※2段階認証の設定はもう済んでいるので、アプリ パスワードの発行のみ実施してください。
Googleのメールアドレスとパスワードを入力したら、「Enter」を押下します。
ポメラSync の画面が再度表示されます。
「開 始」を選択し、「Enter」を押下してください。
アカウント接続中のダイアログが表示されます。
ポメラSync中の表示に切り替わります。
完了の表示に切り替わります。
それでは、実際にポメラで受信できたか確かめてみましょう。
pomera_sync フォルダに、「メモ」ファイルが受信されています。
開いてみると・・・
確かにWindowsで送信したファイルと同じですね!受信成功です。
(3) ポメラから Windows へのファイルの送信
ポメラSyncでPOMERAからWindowsにファイルを送信するには、
- ポメラにファイルを準備し、「ポメラSync」を実施
- PomeraDrops で Windows にファイル受信
の流れとなります。
それでは、実際にやってみましょう。
(3)-1. ポメラにファイルを準備し「ポメラSync」を実施
まず、ポメラ側で、pomera_sync フォルダにファイルを準備してください。
今回は例として、「あああああ」という名前のファイルを「pomera_sync」フォルダに作成します。
ファイルの中身はこんな感じにしました。
その後、「ポメラSync」を実施します。
「ポメラSync」の手順は、Windowsからポメラにファイルを移すときと同じなので、詳細は割愛します。
ポメラSync を実施すると、Gmailの「Notes」/ 「pomera_sync」ラベル内に、「あああああ」が受信されています。
(3)-2. PomeraDrops で Windows にファイル受信
さあ、それでは Windows でファイルを受信してみましょう。
PomeraDrops.exe を起動します。
「パソコンに保存(受信)」をクリックしてください。
そうすると、「pomera_sync」フォルダに、「あああああ.txt」が、
ありませんね。。
「メモ.txt」はありますが、こちらはWindowsからポメラに送信した時のファイルです。
ポメラから送信したのは「あああああ.txt」なので、こちらのファイルがないと失敗です。
もし、ファイルが受信できていたら、ここで手順はおしまいです。
しかし、僕の環境では受信できませんでした。
・・・でも、ここであきらめるわけにはいきません。
仕方がないので、コマンドラインで「pomi.exe」を直接起動してみることにしましょう。
pome.exe のあるフォルダで、Shift を押しながら右クリックし、「コマンド ウィンドウをここで開く」を選択します。
コマンドプロンプトが表示されます。
pomi get --all
とタイピングして、Enterを押してください。
すると、今度は「pomera_sync」フォルダに、「あああああ.txt」が出来上がっています。
中身を見てみると・・・
確かに、POMERAで作成した「あああああ.txt」の中身になっていますね!受信成功です。
あ~、、良かった。。
やってみた感想
Windows から ポメラへの送信については、確かに便利です。
というより、ネットワーク経由でWindowsからポメラに送信する方法は、「ポメラSync」を使ったこの方法しかありません。
反対に、ポメラから Windows に「ポメラSync」で送信する方法は、僕は使わないと思います。
どうしてかというと、「ポメラSync」よりも「アップロード」の方が圧倒的に便利だからです。
「アップロード」が便利なのは、まずスピードが速い点です。
試したところ、「ポメラSync」だと24秒かかったところ、「アップロード」では7秒 でした。
(別途ネットワーク接続に15秒~20秒くらいかかってしまうのは、「ポメラSync」も「アップロード」も同じくネックなのですが。。)
さらに、「アップロード」だと、「Zapier」などのサービスを使えば、使い方の幅が非常に広がります。
例えば、WordPressへの投稿、DropBox や EverNoteへの保存が、POMERAから直接出来てしまうのです。
このブログでは、例として「Zapier」を使ってPOMERAからWordPressに直接投稿する方法を解説しています。
↓↓
POMERAのアップロード機能でWordPressに投稿する手順
なので、
・どうしてもパソコンからPOMERAに文章を送りたいときには「ポメラSync」を使う。
・ポメラからファイルを取り出したいときは「アップロード」を使う。
というふうに使い分けるのが現実的かな?と僕は思います。
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