ポメラDM200 から EVERNOTE にアップロード機能で連携する手順詳細!

2018年3月30日

ポメラDM200 はテキスト入力専用機としては本当に便利で、僕も毎日の執筆には欠かせない存在になっています。

でもその反面、
「書いたメモを外部に取り出す機能があまり充実していない」
という難点もあります。
 

USB や SDカード経由で取り出すことは出来ますが、この方法は少し面倒です。

また、DM200 のネットワーク機能(アップロード機能、ポメラSync)は、標準の機能をそのまま使ってもあまり便利ではありません。
 

ですが、このうち「アップロード機能」については、無料で使えるサービス 『Zapier』 を使うことで、非常に便利な機能に変身します。

例えば、

  • WordPress への投稿
  • EVERNOTE のノート作成
  • Dropbox のファイル作成

などが出来るようになるのです。
 

Zapier 以外にも、IFTTT など類似のサービスがありますが、「アップロード」後に即時反映してくれるのは、「Zapier」以外には見つかりませんでした。

なので、断然 Zapier がオススメです。
 

(なお、WordPress への投稿については、コチラ のページで詳しく解説していますのでよろしければご覧ください。)
 

今日は、この中でも人気の高いサービス 『EVERNOTE』 への連携について、詳しく解説しますね。


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ポメラDM200 から EVERNOTE に連携する手順

イメージとしてはこんな感じです。

ポメラDM200
 ↓
 ↓ アップロード
 ↓ (Gmailアカウントを使用)
 ↓
Zapier Email にメールが届く
 ↓
 ↓ Zapier がメールを拾って
 ↓ EVERNOTE に投げる
 ↓
EVERNOTE にノートが作成される

(EVERNOTE と Gmail のアカウント作成については、手順を割愛させていただきます。)
 

少し手間がかかるのは、Zapier の初期設定の部分となります。

そこさえクリアしてしまえば、後はポメラから毎回「アップロード」するだけです。
 

手順の流れとしては、

  1. 「Zapier」と「Zapier Email」の初期設定
  2. 「Zapier」の EVERNOTE ノート作成設定
  3. ポメラDM200 からのアップロード

となります。

それでは、実際にやってみましょう。

(1) 「Zapier」と「Zapier Email」の初期設定

Zapierのアカウントを作成します。
↓↓
Zapier サインアップ

名前、メールアドレス、パスワードを入れて「Sign Up」を押します。
※ここで入れたパスワードは、次回以降のログイン必要になります。
 

Zapierのダッシュボードが表示されます。
dm200-zap-01.JPG
「Make a Zap!」ボタンを押下します。
 

トリガーとなるアプリケーションを選択する画面が表示されます。
dm200-zap-02.JPG
「Email Parser」を選択します。
(後ほど出てくる「Zapier Email」で受信されたメールが「Email Parser」で抽出され、EVERNOTE に投稿されます)
 

アプリケーションの中から、どの機能を使うかを選択する画面が表示されます。
dm200-zap-03.JPG
「New Email」を選択します。
「Zapier Email」でメールが新しく受信した時に動作するタスクです。
 

「Save + Continue」を押下します。
dm200-zap-15.JPG

「Zapier Email」のアカウントに接続する画面が表示されます。
dm200-zap-04.JPG
「Connect an Account」を押下します。
 
Zapier Email のサイトが表示されます。
dm200-zap-05.JPG
「Log in with your Zapier account」ボタンを押下します。
 
「Zapier」 と 「Zapier Email」の接続のための画面が表示されます。
dm200-zap-06.JPG
「Authorize」ボタンを押下します。
 
「Zapier」側でメールアドレスの検証が終わっていない場合は下記のエラーメッセージが出ます。
dm200-zap-07.JPG
「Click here ~」のリンクをクリックします。
 

「Zapier」のメールアドレス設定画面が開きます。
dm200-zap-08.JPG
「confirm your email address」のリンクをクリックします。
 

こちら、送信されてきたメールの画面(Gmail)です。
dm200-zap-09.JPG
「Confirm Youre Email Address」ボタンを押下します。
 

続けて、先ほどはエラーになってしまった 「Zapier」 と 「Zapier Email」の接続を再トライします。
dm200-zap-10.JPG
「Connect an Account」ボタンを押下します。
 

「Zapier Email」のサイトが再度表示されます。
dm200-zap-11.JPG
「Log in with your Zapier account」ボタンを押下します。
 

「Zapier」 と 「Zapier Email」の接続のための画面が表示されます。
dm200-zap-12.JPG
「Authorize」ボタンを押下します。
 

「Zapier」 から「Zapier Email」に接続してよいか確認の画面です。
dm200-zap-13.JPG
「Authorize」ボタンを押下します。
 

「Zapier」側に、「Zapier Email Parser」が表示されるようになりました。
dm200-zap-14.JPG
「Test」ボタンを押下します。
 

成功すると、「Success!」の表示に切り替わります。
dm200-zap-52.JPG

「Save + Continue」ボタンを押下します。
dm200-zap-15.JPG
 

「Zapier Email」のメールボックスを選択する画面が開きます。
dm200-zap-16.JPG
「https://parser.zapier.com/」のリンクをクリックします。
 

「Zapier Email」のサイトが開きます。
dm200-zap-17.JPG
「Mailboxes」のリンクをクリックします。
 

メールボックスの一覧が表示されます。
(下記の例では既にメールボックスが1つありますが、初めての場合は表示されません)
dm200-zap-18.JPG
「Create Mailbox」ボタンを押下します。
 

初めてのメール送信を促す画面が表示されます。
dm200-zap-19.JPG
 

お使いのメーラを開き、Zapier Email に表示されていたメールアドレスにテストメールを出します。
dm200-zap-20.JPG
(こちらはGmailでの例です)
 

「Zapier Email」側でメールの受信が確認されると、メール解析のルールを編集する画面が表示されます。
dm200-zap-21.JPG
今回は特になにもいじる必要はありません。

下の方にスクロールします。
dm200-zap-22.JPG
「Save Address and Template」ボタンを押下します。
 

すると、メールボックスが出来上がります。
dm200-zap-23.JPG

「Zapier」側の画面を表示します。
dm200-zap-25.JPG
「Mailbox」のプルダウンを選択し、「Check Email Parser ~」を選択します。
 

作成したメールボックスが表示されます。
dm200-zap-26.JPG
対象のメールボックスを選択してください。
 

「Continue」ボタンを押下します。
dm200-zap-27.JPG
 

メールボックス選択の確認画面が開きます。
dm200-zap-28.JPG
「Fetch & Continue」ボタンを押下します。
 

テスト成功の画面が表示されます。
dm200-zap-29.JPG
「Continue」ボタンを押下します。

(2) 「Zapier」の EVERNOTE ノート作成設定

続けて、連携先のアプリを選択する画面が開きます。
dm200-zap-30.JPG
「Evernote」を選択します。
 

EVERNOTE に対して何をしたいかを選択する画面が開きます。
dm200-zap-31.JPG
「Create Note」を選択します。
 

「Save + Continue」ボタンを押下します。
dm200-zap-32.JPG
 

EVERNOTE アカウントとの接続用の画面が開きます。
dm200-zap-33.JPG
「Connect an Account」ボタンを押下します。
 

EVERNOTE 側のサイトが開きます。
dm200-zap-34.JPG
EVERNOTEアカウントを入力して「ログイン」ボタンを押下します。
 

続けてパスワードも入力して「ログイン」ボタンを押下します。
dm200-zap-35.JPG
 

確認用の画面が開きます。
dm200-zap-36.JPG
「承認する」ボタンを押下します。
 

Zapier 側に、「Evernote」アカウントが表示されるようになりました。
dm200-zap-37.JPG
「Test」ボタンを押下します。
 

「Success」に切り替わりました。
dm200-zap-38.JPG
「Save + Continue」ボタンを押下します。
 

次に、EVERNOTE の Notebook のプルダウンを設定します。
dm200-zap-39.JPG
反映先の Notebook を選択してください。
 

EVERNOTE のノートのタイトルを設定します。
dm200-zap-40.JPG
「Email Subject」を選択してください。
これは、ポメラでアップロードする文章のファイル名です。
 

EVERNOTE のノートの中身を設定します。
dm200-zap-41.JPG
「Email Body Plain」を選択してください。
これは、ポメラでアップロードする文章の本文です。
 

次に、下記の要領で<pre>と</pre>で囲むようにしてください。
dm200-zap-42.JPG
こうしないと、EVERNOTE に改行が正しく反映されません。
 

「Continue」ボタンを押下します。
dm200-zap-43.JPG
 

設定の確認画面が開きます。
dm200-zap-44.JPG
下にスクロールします。
  
dm200-zap-45.JPG
「Send Test To Evernote」ボタンを押下します。
 

すると、EVERNOTE 側に、先ほどGmailから送ったテストが表示されます。
dm200-zap-46.JPG
 

「Finish」ボタンを押下します。
dm200-zap-47.JPG
 

設定を有効化します。
dm200-zap-48.JPG
 

これで、Zapier 側の設定は完了です。
dm200-zap-49.JPG
 

おつかれさまでした。

ここまでくれば、あと一息です。
 

(3) ポメラDM200 からのアップロード

まず、ポメラDM200 で「アップロード」機能を呼び出します。
dm200-up-A.jpg
 

アップロードの画面が表示されます。
dm200-up-B.jpg
ネットワーク欄で Enter を押下します。
 

付近の Wi-Fi ネットワークが表示されます。
dm200-up-C.jpg
選択し、必要に応じてパスワードも入力してください。
 

次にメールアカウントを設定します。
dm200-up-01.jpg
アカウント欄で Enter を押下します。
 

今回はGmailを選択します。
dm200-up-02.jpg
 

Gmail のメールアドレスとパスワードを入力します。
dm200-up-03.jpg
Google で2段階認証を設定している場合は、
パスワードはログイン時のパスワードではなく、
「アプリパスワード」を設定する必要があります。

Google の2段階認証とアプリパスワードについては、下記の記事で解説しましたので参照ください。
↓↓
Googleの2段階認証と、アプリ パスワード生成手順 画像付き
  

次に宛先を設定します。
dm200-up-04.jpg
 

下記の例では1件登録されていますが、初回は表示されていません。
dm200-up-05.jpg
「F1」で新規作成します。
 

前半に出てきた Zapier Email のメールアドレスを入力してください。
dm200-up-07.jpg
 

一件宛先が追加されました。
dm200-up-08.jpg
Enter で決定します。
 

さあ、設定が終わりました。いよいよアップロードです。
dm200-up-09.jpg
「開 始」の欄で「Enter」を押下します。

アカウントに接続し、
dm200-up-10.jpg

アップロードが開始され、
dm200-up-11.jpg

アップロードが完了しました!
dm200-up-12.jpg
 

EVERNOTE 側を開いてみると・・・
dm200-zap-50.JPG
おぉ、ちゃんとノートが作られましたね!

終わりに

設定お疲れ様でした。

あなたはうまくEVERNOTEへの連携、できましたでしょうか?
 

もしかしたら、Zapier 側の手順が、この記事を書いた時点から変わってしまっていることもあるかもしれません。

ですが、割と直感的で分かりやすい操作ですので、あきらめずにトライしてみてくださいね。
 

それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます!!

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