ヒグチアイが名曲「わたしはわたしのためのわたしでありたい」の歌詞に込めた想い
こんにちは、べっちです。
今日は「ヒグチアイ」さんの
『わたしはわたしのためのわたしでありたい』という曲についてのお話です。
ラジオを聴いていて耳に留まったイイ曲
この曲との出会いは、
車で聴いていたラジオです。
たまたま流れていたのが
耳に留まり、
「なんだろう、このイイ曲は?!」
と思ったのが最初です。
斬新なメロディーラインと、
等身大でストレートすぎる歌詞が
耳に頭に強く突き刺さってきました。
歌っているのは誰だろう、
声質からして、
中島みゆきさん?
橘いずみさん?
でもそうだとしたら、
こんないい曲を知らなかったたハズないなぁ。
やっぱり知らない人なのかなぁ。
そんなことを考えながら聴いていると車はトンネルに入ってしまい、その場では曲名も歌っている人も分かりませんでした。
そして、後になって耳に残っていた歌詞
「私のために私のための
私で私でありたい」
という歌詞で検索したら、
ようやく「ヒグチアイ」さんという方の
「わたしはわたしのためのわたしでありたい」
という歌であることが分かりました。
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↓↓
出典:Youtube TeichikuMusicChannel
2018年6月20日発売のアルバムに収録される予定の曲だそうです。
さすがラジオ(FM)で流れていただけあって、最新の曲だったのですね。
そしてこのクオリティでシングル曲じゃなくてアルバムの中の1曲ってすごいです。
メロディーラインが秀逸!
この曲の魅力は、まずやはり秀逸なメロディーラインだと思います。
曲の構成は
Aメロ
↓
Bメロ
↓
サビ
と、だんだん盛り上がっていくオーソドックスな構成ではあります。
ですが、それぞれのパーツである1つ1つのメロディーラインには、ただならぬ非凡さを感じました。
特にサビのメロディーは、
・そして切なさ全開に展開していくんだけど、
・最後には決意したような明るさで終わる
というドラマティックな展開が織り込まれていて、すごい聴き応えがあります。
ラストの方に出てくる、
誰もいない町 誰も知らないメロディー
うたい続けると誓うよ
という部分からも、
「誰も聴いたこともないような
斬新な曲を作り続ける」
という力強い決意を感じ、彼女の他の曲も知りたくなりました。
相当こじらせている歌詞
僕はこの曲を聴いて率直に、ヒグチアイさんと言う人は相当な「こじらせ系」なのかなと思いました。
まず1番目のAメロの
世界で一番わたしが
不幸だって思ってもいいですか?
という部分、かなり強烈です。
マンガなどで
「自分が世界で一番不幸みたいな顔しやがって」
というフレーズは見たことがありますが、これは甘ったれた人を叱るセリフです。
ところがこの曲では、それを自分で言ってしまっています。。
生きていくことさえ困難な国で生活している人を差し置いて、「自分が世界で一番不幸」だなんて歌の中で言ってしまったら、
「何を甘ったれたこと言っているんだ」
という批判も当然予想されると思います。
きっとヒグチアイさんは、赤裸々な心の内を歌詞に載せるという点で、覚悟が決まっているのですね。
そして続く歌詞
なにが不満だって 言えないよ わかって
誰のせいでもないんだよ
という部分からは、
悶々と悩む心の内が見え隠れしますし、
呪いみたいに縛られて
寝ても覚めてもいつも夢の中
という、がんじがらめに縛られた心を自分でどうしてよいか分からない魂の叫びがヒシヒシと伝わってきます。
しかし、そうかと思えば
ハードルを高く高く決めたの
絶対下げたくない
という超ストイックな部分もあり、ヒグチアイさんが心に抱える葛藤も、自分に厳しすぎるからなのかなぁ、なんて思ったりもしました。
やはり、ここまでのクオリティの曲を作ったり、歌唱力を身に付けたりするって、一般の人では考えられないような努力が必要なのでしょう。
と同時に、自身の内面と真剣に向き合い、心をすり減らしながら歌詞を綴るヒグチアイさんの危うさも感じました。
終わりに
それにしても、ここまでの凄い曲が書けて歌唱力も抜群のシンガーソングライターさんだったら、もっともっと有名になっていておかしくはないなぁ、と思います。
でも、それだけ音楽の世界って厳しいのですね。
売れるためにはやはり、
歌のうまさだけじゃない、
曲のよさだけでもない、
運のよさとか、タイミングとか、色んな要素が複雑に絡み合い、ほんの一握りに入れるかどうかなのですね。
僕としては、ヒグチアイさんの今後出るアルバムについても気になりますし、今までにどんな曲があるのかもすごく気になっています。
ラジオで流れたということは、ブレイクの兆しのような気もします。
もしかしたら2018年6月20日に発売されるセカンドアルバム『日々凛々』は、オリコンで上位にランクインするかもしれません。
それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
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