ヒグチアイ『備忘録』赤裸々な歌詞と感情込めた歌声にシビれる名曲
こんにちは、べっちです。
今日も昨日に引き続きヒグチアイさんの曲で、
『備忘録』
という曲についてお話します。
ヒグチアイさんの曲を探していたら見つけた名曲
昨日はヒグチアイさんの
『わたしはわたしのためにわたしでありたい』
という曲についてお話しました。
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ヒグチアイが名曲「わたしはわたしのためのわたしでありたい」の歌詞に込めた想い
とってもいい曲だったので、
「ヒグチアイさんの曲で他にもいい曲ないかなぁ?」と思い探してみたら、
トンデモナイ曲(いい意味で!)を見つけました。
それが、今回お話する『備忘録』という曲です。
静かに始まったと思ったら一瞬で曲の中に引き込まれていって、まさに曲に没入といった感じでした。
そして曲が終わるころにはいつの間にかジーンと感動していることに気付きました。
以下で全編視聴できます。
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出典:Youtube TeichikuMusicChannel
歌唱力も素晴らしいですし、ピアノの演奏もムチャクチャ上手いですね。
でもやっぱりこの曲は、何よりも歌詞のパワーがとてつもないと思います。
『備忘録』の歌詞はココがすごい
まず、一瞬で引き込まれたのは、
歌い出し部分のコノ歌詞です。
中学二年の頃、変わったね、と言われて
いじめられてからもう10年以上経ちますが
事故だと言い張れない傷に今も悩まされています
…なんという赤裸々な歌詞なんでしょう。。
実は僕も小学校の時にいじめられた経験を持ち、今でもトラウマは消えてませんので、
「事故だと言い張れない傷に今も悩まされています」という歌詞にはすごく共感しました。
でも、僕だったら過去にいじめられていたことなんて、恥ずかしくて誰にも言えないです。
実家の家族以外には誰も知らないですし、誰にも言えない秘密です。
(父も知っているか微妙なところです)
それを歌に乗せてしまうなんて。。
自分への『備忘録』として作った曲かもしれませんが、全世界に公開してしまって大丈夫だったんでしょうか。。
そんな心配をよそに、歌は「ヒグチアイ」さんがどんな人生を歩んできたのか、これでもかという位の自己開示が続きます。
押し殺した感情腐らせても捨てる場所はないのです
果てにたどり着いた処理場が「うた」でした
「うた」のことを、腐らせた感情を捨てるゴミ処理場と表現するなんて。。
単に「感情のはけ口」というのとでは、言葉の重みが全然違いますね。
もしかしたらこのくらい激しい表現を使わないと、心の奥底に潜むを正確に表現しきれなかったのかもしれません。
こんな風に言葉を選びぬいて作り上げた歌詞だからこそ、
身体切り刻んでできたものは今も宝石
という歌詞にも一層リアリティが感じられます。
歌やピアノの練習や作詞作曲には「身体切り刻んで」という言葉どおり、血のにじむような努力が裏にはあるのかもしれないなぁ、と思いました。
後半には心に突き刺さるような激しい歌声
後半の盛り上がる部分では歌詞だけでなく歌声にも感情が乗っかり、張り裂けるような激しい歌声が耳を通して心に芯に突き刺さってきます。
でも、なりふり構わず歌っているようでも、ちゃんと音程はキープし、聴く人にとって心地よい歌として届けるあたり、やはりプロだなぁと感じます。
・・・聴き終って冷静に文章として感想を書いていますけど、聴いている時はこんなことを考える余裕が無い位に曲の中にのめり込んでいました。
曲調が変わって盛り上がる部分から後ろは、終始鳥肌が立ちっぱなしでした。
特に、
理由付けてあきらめて自分騙してたんだ
の部分の歌声にはシビれまくりました。
そして、曲の盛り上がりとはうらはらに、きっとこの部分はヒグチアイさんの中でもどん底の時代だったのでしょう。
もちろん彼女は今もこれからも、心に苦しみを抱え続ける人だとは思います。
でも、この時の悩み苦しみを乗り越えたからこそ、メジャーデビューするまでに成長した今の彼女があるのかなぁ、と思いました。
終わりに
カーステレオで偶然出会った、
「わたしはわたしのためのわたしでありたい」
他にいい曲は無いか探して見つけた1曲目
「備忘録」
の2曲を聴いて2曲とも名曲だったので、他にもヒグチアイさんにはもっともっと名曲がいっぱいあるかもしれません。
他にもいい曲を見つけたら、シェアさせていただきますね。
それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
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