星野源「ドラえもん」映画の世界観を上手に表現したセンス光る名曲
今日は、この春に公開されました『映画ドラえもん のび太の宝島』の主題歌、星野源さんの「ドラえもん」についてのお話です。
四次元ポケットから CD を取り出したイメージのジャケットが可愛らしいですね。
我が家にもやってきた「ドラえもん」
うちには4歳の娘がいて、最近になって「ドラえもん」も見始める時期になりました。
(他にも「アンパンマン」とか「プリキュア」とか見てます)
でも、「ドラえもん」を観てむしろ楽しんでいるのは、娘というより、むしろ僕の方かもしれません。
この前の話では、定番ですが
ジャイアンが理不尽にのび太やスネ夫をコテンパンにのして、
「オマエのモノはオレのモノ~♪
オレの物はオレのモノ~♪」
と言ってマンガやオモチャを奪い去っていくシーンがありました。
僕としては「あ~、今でもコレやってるんだなぁ」と懐かしく楽しめたのですが、娘は「ぽかーん」でした。。
他にもギャグやダジャレの要素が結構多くて、4歳の子にはまだちょっと分からないかも、と思ったりすることあります。。
映画の予告編で一気に気に入った星野源さんの「ドラえもん」
そんな中、少し前からこの春公開のドラえもんの予告編が毎週番組の最後に流れるようになりました。
↓↓
Youtube 東宝MOVIE チャンネル (再生時間:1分33秒)
僕はこれを見て、映画も娘と一緒にいいかなぁとも思いましたが、それよりも何よりも、主題歌のことが一発で気に入りました。
曲調も歌詞も歌声も、すべてが「ドラえもん」の世界にピッタリです!
そしてやっぱり、最後の
どどどどどどどどど
ドラえもん
の部分のインパクトがすごいです!
その他にも、星野源さんの作詞センスが随所に出てきて、
「やっぱり才能あるんだなぁ、」
と感じます。
例えば、
何者でもなくても世界を救おう
という歌詞は、映画「ドラえもん」シリーズの特徴を短いフレーズで分かりやすく表現されていますし、
他にも
落ちこぼれた君も出来すぎあの子も
同じ雲の下で暮らした次元
そこに四次元
という部分も、登場人物が日々日常を繰り返す中、ある日「ドラえもん」が現れたことでドラマが始まったことが、「そこに四次元」という言葉に凝縮されています。
曲については、「ちょっとドジな部分もある猫型のロボット」である「ドラえもん」っぽさが、リズムの中に上手に編みこまれていると思います。
敢えて少し低めのキーで歌っているのも、より「ドラえもん」っぽさを出すためなのかもしれませんね。
また、J-Pop の王道のコード進行である「カノン進行」が使われていて、売れ線のキャッチーさも外していないのもポイントだと思います。
後半では懐かしい曲も!
Youtube 星野源さんの Official チャンネルで、曲の全編が公開されています。
(2コーラス目は特典の紹介ですが)
そんな中、間奏では懐かしいあの曲が使われており、とても嬉しかったです!
↓↓
Youtube hoshinogen official channel (再生時間:4分39秒)
・・・2分17秒あたりからが間奏です。
昔のドラえもんを知ってる世代ならお馴染みの、
「あったまでっかっでーかっ」
から始まる曲ですね。
(「ぼくドラえもん」っていう曲名らしいです)
歌っていたのは以前「ドラえもん」の声を担当していた「大山のぶ代」さんです。
今のドラえもんの声も味があっていいと思いますが、僕ら世代からするとやはり「ドラえもん」の声といえば大山のぶ代さんです。
間奏の後には、最終回で「ドラえもん」が未来に帰ってしまった寂しさも歌われていたりもします。
君が遺したもの 探し続けること
という部分です。
ふと思ったのですが、サビの部分の
いつか時が流れて
必ず辿り着くから
君に会えるよ
の部分も、前提として「ドラえもん」がもう帰ってしまった寂しさの中で、
『いつか「ドラえもん」が本当にいる時代が来ればきっとまた会える』
という願望を表しているのかもしれません。
ラストのサビでは
いつか時が流れて
必ず辿り着くから
君をつくるよ
に変わっているのも面白いです。
この部分は、「のび太」の視点で書かれた歌詞なのかもしれません。
それとも、現実世界のドラえもんがいない世界の視点で書かれた視点かもしれません。
いずれにしてもとても想像力がかきたてられて、「のび太」や現実世界の誰かが本当に「ドラえもん」を作る日が来るのかなぁなんて、ちょっとワクワクしてしまいます。
終わりに
星野源さんの「ドラえもん」は本当に名曲で、もしかしたらこの先もずっと歌い継がれていく歌なのかもなぁと思っています。
秦基博さんの「ひまわりの約束」もカラオケの定番になりましたけど、この曲もカラオケの人気曲になるんじゃないかなぁと思います。
ちょっと僕もギターで弾き語り練習してみようかなぁ。
キーが低いので、原キーでも歌えて丁度よい気がします。
でもリズムの取り方が結構難しいかな?
「しゃくり」とか出てくるのも難易度高そうです。
それに、最後の「どどどどどどどど」の部分をカッコよく歌うの難しいかも。。
それでは、今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます!!
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