添加物のジレンマ 無添加の巧みなウソ 乳化剤と政治献金の怖い話
僕が大腸ガンや慢性膵炎になってしまったのは、遺伝もありますが、食生活も大きく影響していたと思います。
以前の僕は、まさに超・添加物まみれの生活をしていました。
添加物のカタマリとも言える、カップラーメンとか、レトルトのカレーとか、大好きでよく食べてました。
ジャンクフードは体に良くないことは知っていましたが、ほとんど気にもとめていなかったのです。
僕は2016年の夏に大腸ガンと慢性膵炎にかかったのですが、そちらは数ヶ月の治療で克服できました。
でも、再発の不安はずっとつきまといます。
なので、治療は続けながらも、食生活の改善には取り組んでいました。
初めのうちは試行錯誤、というなの迷走の連続で、
「動物性のものは取らない」
と言って妻を困らせたりもしていました。
その後は、ちょっと極端だったな、という反省もあり、徐々に色んな物を食べるようになりました。
今では、一般にジャンクフードと呼ばれるようなもの以外は、大体なんでも食べています。
でも、やっぱり納得いかないことがあるんです。
それは、生活する上で添加物はどうしても入ってきてしまうことです。
添加物だらけのスーパー
食生活を改善するために当時考えたことは、昼ごはんは外食を避けて自分で作る、ということです。
でも弁当を作る余力は無いため、おにぎりを作ることにしました。
おにぎりだったら、具を買ってきて、おにぎりにチョイっと入れるだけで出来るので簡単だと思ったのです。
しかし、最初のころ大変だったことは、スーパーで添加物の入っていない食品を探すことです。
なにせ、添加物の入っていないものが、ほとんど無いのです。
基本的に、加工食品のコーナーにあるものは全てアウトです。
香料、酸味料、保存料、着色料、酸化防止剤、増粘多糖類、ビタミンC、その他よく分からない化学物質でいっぱいです。
また、化学調味料無添加みたいにおもてに書いてある食品も、よく見ないと本当かどうか分かりません。
『酵母エキス』も『酒精』も添加物
例えば、あなたは 『酵母エキス』 とか、『酒精』 とか、効いたことありますか?
なんか、体に良さそうな名前ですよね。
でも、れっきとした添加物なんです。
『酵母エキス』は、酵母を化学的に分解抽出した成分です。
『酒精』は、醸造アルコールのことです。
両方とも、人の手によって化学的に作りかえられた物質ですね。
それにしても、どうしてこんなに分かりにくい名前なんでしょう?
『酒精』なんて、すごくヘルシーな印象を抱く名前だと思います。
原材料に『醸造アルコール』って書くより、『酒精』って書いた方が売れるからですかね。。
僕は、健康に気を遣って添加物を避けようと人を騙しているようで、タチの悪いネーミングだと思います。。
ようやく見つけた無添加のおにぎりの具
おにぎりにサッと混ぜて入れられるもので無添加のもの、探し回ってようやく見つけたのが下記です。
- とろろ昆布
- 梅干し
- カットわかめ
- 無添加だしの素
- のり(具じゃなくて巻く用)
この中で特に好きなのは、とろろ昆布です。
とろっとした食感で、お酢で味もついていて美味しいです。
梅干しは定番ですね。重宝します。
カットわかめは本来戻してから使うものですが、おにぎりに入れたら昼までにはちょうど良い具合に戻っています。
無添加だしの素は、おにぎりに混ぜるふりかけの代わりです。
まぁ最近は面倒になってしまい、おにぎりに何も入れず、具なしのことも多いですが。。
消化器内科の先生が言っていた乳化剤の話
ちょっと話は変わるのですが、僕の大腸ポリープとガンを切除してくれた先生が話していた、『乳化剤』についてのお話です。
とても印象深い話なので、1年半くらい前に聞いた話ですが良く覚えています。
乳化剤には、その名の通り「乳化」の働きがあります。 この「乳化」は、腸を悪くすることが分かってきているんですね。 分かっているのに、日本で「乳化剤」の入った食品は無くならないんです。 なぜだと思いますか? それは、「政治献金」という仕組みのせいです。 政治家個人にお金を渡したら賄賂となって法律違反ですが、政党に対しては献金ができるんです。 なので、政治献金をしておいて、別の場所で 「添加物の規制についてですけど、○○について厳しくしないでおいてくれますか?」 と、こうやるわけです。 私なんかは学会とかで「乳化剤」の危険性はこれからも訴え続けますが、なかなか難しいですね。 なので、患者さん達自身が、食べ物についてはちゃんと選ばなくてはいけないんです。 |
こんなドラマに出てくるような取引が、実際に上(裏)の方で行われているとは衝撃的でした。。
一番大事なハズの人間の体のことなんて、ちっとも考えてないんですね。。
でも良く考えたら、乳化剤だけでなく、添加物全般についても同じことが行われているんじゃないか?と疑ってしまいます。
日本が添加物大国となってしまっている原因は、こんなふうに既得権益にしがみつけてしまう政治の仕組みに問題があるような気がしてなりません。
まぁそれにしても、最近はめっきり西洋医学に関して不信になってしまった僕ですが、こんな医師もいるんですね。
いい先生に診てもらって良かったと思っています。
おわりに
色々お話しましたけど、今は僕自身、添加物を避けることについてあまり徹底できていません。
やっていることとしては、多少は気を遣うことと、ジャンクフードは食べない事くらいです。。
その理由は、無添加の物が手に入りにくいこと、種類が少ないこと、高いこと、です。
やはり、添加物をなるべく取りたくない、というのは贅沢なのですかね?
昔は添加物なんて存在しなかったのに。
長期に保存して安くしたい、というような効率重視ばかりで、体のことは全く考えられていません。
もう時代の流れには逆らえず、後戻りはできないのでしょうか?
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